コテ(カールアイロン)を使って、ふんわりとしたカールを作れたらいいな……と思いながら、なかなか上手くいかなくて諦めてしまっていませんか?「内巻きと外巻き、何が違うの?」「どうしても片方だけ上手くいかない」そんな悩みを持つ方は実はとても多いんです。この記事では、コテの基本的な使い方から内巻き・外巻きの違い、さらにスタイル別の応用テクニックまでを丁寧にご紹介します。基本をしっかり押さえれば、毎日のヘアスタイルがぐっと華やかになりますよ。
目次
きれいなカールは下準備で決まる!コテを使う前にやること
コテで巻く前の準備を丁寧に行うかどうかで、仕上がりのクオリティは大きく変わります。「なんとなく巻き始めてしまう」という方こそ、まずここをしっかり見直してみてください。
ブラッシングで髪の絡まりをなくす
コテで髪を挟んだとき、髪が絡まっていると均一なカールが作れないだけでなく、摩擦による髪へのダメージも大きくなってしまいます。コテを使う前は必ずブラッシングを行い、毛流れを整えておきましょう。ブラッシングには、髪についた細かなホコリや汚れを取り除く効果もあります。特に毛量が多い方や、くせ毛の方は丁寧にほぐすことで、その後の巻き作業がスムーズになりますよ。
ブロッキングで均一な仕上がりに
「ブロッキング」とは、髪を少量ずつのパートに分けてクリップで留めておく作業のことです。プロの美容師さんも、お客様の髪を美しく仕上げるために必ずこのステップを踏んでいます。ブロッキングをすることで、どのパートをどこまで巻いたかが一目でわかり、巻き残しや巻きムラを防ぐことができます。
基本のブロッキング方法としては、まずハチ(頭の一番出っ張った部分)の上下で髪を分け、上側をクリップで留めます。次に、耳を基準に前と後ろでさらに分けていきます。毛量が多い方は上下を三分割にするとさらに巻きやすくなりますよ。慣れないうちは少し手間に感じるかもしれませんが、このひと手間が仕上がりの差になります。
アイロンスルーでキューティクルを整える
コテで巻く前に、軽くアイロンを毛先方向にすべらせる「アイロンスルー」を行うことで、髪表面のキューティクル(髪の外側を覆うウロコ状の組織)が引き締まり、ツヤのあるなめらかな巻き髪に仕上がりやすくなります。このとき、アイロンの温度は160〜180℃を目安にすると、必要以上のダメージを抑えながら効率よく熱を与えられます。熱に弱い細い髪の方は低めの温度から試してみてください。
内巻きと外巻きの違いをわかりやすく解説
コテで髪を巻くスタイルには、内巻き・外巻き・MIX巻きなどさまざまな種類がありますが、まずは基本の2つをしっかり理解しておきましょう。
内巻き(フォワード巻き)
内巻きとは、髪を顔の内側に向けてコテに巻きつけていく方法です。別名「フォワード巻き」とも呼ばれます。内巻きにすると毛先が内側に向かうため、全体的にまとまり感が生まれ、上品で落ち着いた雰囲気になるのが特徴です。ボブやミディアムヘアとの相性がよく、オフィスやデートシーンなど幅広いシーンに馴染みます。
コテを使うときは、内側(顔側)に向けてコテを回しながら巻くイメージで行いましょう。右側の髪は時計回り、左側の髪は反時計回りに巻くのが基本です。最初は鏡を見ながらゆっくり確認しながら行うと感覚がつかみやすいですよ。
外巻き(リバース巻き)
外巻きとは、顔とは逆方向、つまり後ろに向けて巻いていく方法です。「リバース巻き」とも呼ばれます。外巻きにすると毛先が外側に広がるため、カール感が強調され、ボリューム感や華やかな動きのある仕上がりになります。ロングヘアやレイヤーカット(段差のあるカット)との相性がよく、パーティーシーンや休日のおでかけスタイルにもぴったりです。
コテを使うときは、外側(後ろ側)に向けてコテを回しながら巻くイメージです。内巻きと逆の向きになるため、慣れるまでは少し戸惑うこともありますが、交互に練習すると両方マスターできますよ。
内巻きと外巻きの使い分けのポイント
どちらが自分に合っているか迷ったときは、仕上げたいイメージで選ぶのが一番です。きちんと感・上品さを出したいときは内巻き、華やかさ・こなれ感を出したいときは外巻きが向いています。また、前髪まわりだけ内巻きにして顔まわりをすっきり見せ、毛先は外巻きにするなど、部分ごとに使い分けるテクニックも人気です。
スタイル別!コテの巻き方アレンジ実践ガイド
内巻き・外巻きの基本を押さえたら、次はスタイル別の応用テクニックに挑戦してみましょう。目指すヘアスタイルによって、巻き方のポイントが変わってきます。
毛先ワンカール巻きでナチュラルにふんわり
全体をしっかり巻かなくても、毛先だけをワンカール内巻きに仕上げるだけで、ぐっと女性らしい柔らかい雰囲気になります。ストレートよりも動きが出て、「がんばりすぎていない自然なおしゃれ感」を演出できるのが魅力です。
やり方はシンプルで、コテに毛先から2〜3cm分だけ挟み、内側にくるっと一巻きするだけ。時間をかけて全体を巻く必要がないため、忙しい朝のスタイリングにも向いています。コテを当てる時間は3〜5秒程度を目安に。あてすぎると傷みの原因になるので注意しましょう。
ポニーテールに合わせる華やかカール
ポニーテールでまとめるときも、毛先にカールをプラスするだけでスタイルの完成度がぐっと上がります。サラッとひとつに結んだだけのポニーテールよりも、毛先にカールがあるほうが動きと華やかさが増して、よりおしゃれな印象になります。
コツは、束ねる前に毛先を強めにカールしておくこと。結んだ後にカールが緩みやすいため、あえてカールを強めにつけておくとちょうどよい仕上がりになります。内巻き・外巻きどちらでも対応できるので、その日の気分や服装に合わせてアレンジしてみてください。
MIX巻きでボリュームたっぷりのカールスタイルに
内巻きと外巻きを交互に組み合わせる「MIX巻き」は、立体感とボリューム感が出るカールスタイルです。一方向だけに巻いたスタイルよりも動きが複雑になるため、まるでサロン帰りのようなふんわりとした仕上がりになります。
隣り合うパートを交互に逆方向に巻いていくのが基本。すべてのパートを巻き終えたら、指でほぐしながら全体をなじませるのがポイントです。最後にワックスやオイルなどのスタイリング剤を手のひらに少量取り、軽く揉み込むように馴染ませると、束感と艶がプラスされてよりこなれた雰囲気に仕上がりますよ。
外巻きで作る立体感のあるミディアムスタイル
ハチ下(頭部の一番膨らんでいる部分より下)の髪を外巻きにすると、側面に立体的な丸みが生まれ、輪郭をきれいに見せてくれます。特にミディアムやセミロングの長さで外巻きをすると、髪全体に程よいボリュームと動きが出て、顔まわりが明るく華やかな印象になります。
巻き終わった後は、すぐに形を崩さずに少し冷ましてからほぐすとカールが長持ちします。ほぐすときはクシではなく指を使うのがおすすめ。クシでとかしてしまうとせっかくのカールが伸びてしまうことがあるので注意してください。
コテ巻きをきれいに長持ちさせるスタイリングのコツ
きれいに巻けても、時間が経つとカールが落ちてしまう……という経験はありませんか?仕上がりを長持ちさせるためには、スタイリング剤の使い方と巻いた後のケアがとても大切です。
スタイリング剤は目的別に選ぶ
カールを長持ちさせたいなら、ムースやカールキープスプレー(ハードすぎないもの)が向いています。一方、ツヤ感や束感を出したい場合はオイルタイプやワックスタイプのスタイリング剤がおすすめです。
使い方のポイントは、コテで巻く前に洗い流さないトリートメントやヘアオイルを少量なじませること。熱から髪を守りながら、カールの持続力を高める効果が期待できます。コテで巻いた後は、スタイリング剤を手のひらに広げてから毛先を中心に軽くなじませましょう。つけすぎると重くなりカールが落ちやすくなるので、少量ずつ調整するのがコツです。
カールを冷ましてからほぐす
コテで巻いた直後の髪はまだ熱が残っており、形が安定していない状態です。すぐにほぐしてしまうとカールが伸びやすくなるため、巻き終えたら手でカールをふんわりと持ちながら少し冷ます時間を取りましょう。目安は10〜15秒ほど。全体を巻き終えてからまとめてほぐすと時短にもなります。
また、スプレータイプのキープ剤を使う場合は、全体を巻き終えてから20〜30cm離して全体にふんわりとスプレーするのが効果的です。近距離でスプレーするとカールがつぶれてしまうことがあるので、適切な距離を意識してみてください。
ヘアケアで髪の土台を整えることも大切
コテを使うたびに髪は少なからず熱ダメージを受けています。きれいなカールを作り続けるためにも、毎日のヘアケアで髪の状態を整えておくことが大切です。シャンプー後のトリートメントやヘアマスクを定期的に取り入れることで、髪のうるおいやしなやかさが保たれ、コテで巻いたときの仕上がりも変わってきます。
熱ダメージが気になる方は、コテを使う頻度を週3〜4回程度に抑えたり、ヒートプロテクタント(熱保護スプレー)を活用したりすることで、髪へのダメージを軽減できるとされています。
まとめ
内巻きと外巻きの違い、そして下準備からスタイリングまで、コテを使った巻き髪の基本を詳しくご紹介しました。ポイントをまとめると、①ブラッシング・ブロッキング・アイロンスルーの下準備をしっかりと行う、②内巻きはまとまり感・外巻きは華やかさを演出できる、③スタイル別に巻き方を応用する、④スタイリング剤とアフターケアでカールを長持ちさせる、この4つが大切です。最初はうまくいかなくても、繰り返し練習することで感覚がつかめてきます。毎日のスタイリングに取り入れて、なりたい自分を楽しんでみてください。
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2026.06.10
著者
MIKA
美容業界での勤務経験を活かし、美容ライターとして活動。スキンケア、エイジングケア、化粧品成分のリサーチを専門とし、美容メディアや企業オウンドメディアへの寄稿実績を持つ。美容情報の正確性と実用性を重視し、読者目線で役立つコンテンツ制作を心掛けている。
