美容室帰りのサラツヤヘアを毎日再現する7つのヘアケア習慣【プロ直伝】

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監修者:YOSHIE

美容師として10年以上の経験を持ち、カット、カラー、パーマなど幅広い施術を担当。髪質や骨格に合わせたスタイル提案を得意とし、多くの顧客のヘアデザインをサポートしてきた。現在は美容関連メディアの監修者として、ヘアケアやヘアスタイルに関する専門情報の監修を行っている。

美容室から帰った夜、思わず何度も髪に触れてしまうあの感覚——サラサラでしっとりまとまった、まるで別人のような仕上がりに「毎日こうだったらいいのに」と感じたことはありませんか?

実はあの質感、特別なサロントリートメントだけが秘密ではありません。シャンプー前のひと手間から正しいドライヤーの使い方まで、毎日のルーティンを少し整えるだけで、自宅でもサロン仕上がりに近づけることができます。

この記事では、美容室帰りのサラツヤヘアを毎日再現するための7つのヘアケア習慣を、手順ごとにわかりやすく解説します。ひとつひとつは決して難しくないので、今日から気軽に試してみてください。

目次

習慣① シャンプー前のブラッシングで髪ダメージを防ぐ

なぜブラッシングがシャンプー前に必要なのか

多くの方がお風呂に入るとすぐ髪を濡らしてシャンプーを始めてしまいますが、その前に「ブラッシング」というひと手間を加えるだけで、その後のケア効果が大きく変わります。

乾いた状態の髪をブラシでとかしておくと、一日かけて絡まった毛がほぐれ、ホコリや汚れが浮き上がります。その結果、シャンプーの泡が均一に広がりやすくなり、洗浄効果が高まるとされています。

毛先→根元の順番がポイント

ブラッシングで大切なのは「どこから始めるか」です。根元からいきなりとかしてしまうと、絡まった毛が引っ張られて切れ毛や枝毛の原因になります。

正しい順番は「毛先→中間→根元」。まず毛先の絡まりをやさしくほぐし、スムーズになったら徐々に上へと移動させましょう。力を入れすぎず、髪を撫でるようなイメージで丁寧に行うのが基本です。

所要時間はわずか1〜2分程度。習慣化してしまえば、ほとんど負担なく続けられます。

ブラシの選び方

使用するブラシは「目の粗いもの」がおすすめです。目が細かすぎると摩擦が強くなり、髪への負担が増してしまいます。スケルトンブラシやパドルブラシなど、程よく隙間のあるタイプが適しています。

「たったそれだけで?」と思うかもしれませんが、このひと手間がシャンプーの質を格段に底上げします。今日から取り入れてみてください。

習慣② プレシャワーで汚れの約7割をオフする

プレシャワーリングとは

シャンプーをつける前に、お湯だけで髪と頭皮を洗い流す「プレシャワーリング(前流し)」は、毎日の洗髪において非常に重要なステップです。しっかり行うだけで、髪の汚れの多くが落ちるとされています。

多くの方がこの工程を省いてしまいますが、プレシャワーを丁寧に行うだけで、シャンプー時の摩擦が減り、必要以上に洗いすぎることも防げます。

正しいプレシャワーの方法

やり方はシンプルです。シャワーを頭皮に当てながら、指の腹でやさしくマッサージするように流します。毛先をゴシゴシこすり合わせる必要はありません。

泡がついていない状態は髪同士が直接こすれやすく、積み重なるとダメージの原因になります。お湯の温度は38〜40℃程度のぬるめが理想とされています。熱すぎるお湯は、頭皮に必要な皮脂まで洗い流してしまうため注意が必要です。

時間の目安と注意点

時間の目安は1〜2分ほど。「もう十分かな」と感じてからさらに30秒ほど流すくらいの気持ちでちょうどよいでしょう。

丁寧なプレシャワーリングは頭皮環境の改善にもつながるとされており、シャンプー前の重要な準備ステップとして習慣化してみてください。なお、頭皮が敏感な方はとくにお湯の温度管理を意識することをおすすめします。

習慣③ 泡立てシャンプーで頭皮と髪をやさしく洗う

シャンプーを直接のせるのはNG

シャンプーをそのまま頭皮や髪に直接のせていませんか?これは実はNG行動です。液体のまま一箇所につけると泡立ちが悪くなり、洗浄成分が偏って頭皮を刺激してしまうことがあります。

正しい手順は、まず手のひらに適量(ポンプ式なら1〜2プッシュ)を取り、少量の水を加えながら手のひらの上で十分に泡立てたうえで髪につけることです。モコモコとした泡をつくってから洗い始めましょう。

指の腹で頭皮をマッサージするように洗う

洗い方の基本は「爪を立てず、指の腹で頭皮をマッサージするように」です。プレシャワーでほとんどの汚れは落ちているため、力任せにゴシゴシ洗う必要はありません。

指の腹を小刻みに動かしながら、頭皮全体をまんべんなくほぐすイメージが理想的です。毛先については、頭皮を洗う過程で泡が自然に流れていくため、わざわざこすって洗う必要はありません。

毛先同士をこすり合わせるとキューティクル(髪の表面を覆うウロコ状の組織)が傷つき、パサつきや枝毛につながります。

すすぎ残しに注意

洗い流しの目安は「泡が見えなくなってからさらに2〜3分」。特に後頭部や耳の後ろはすすぎ残しが起きやすいため、意識して流しましょう。

また、頭を前に傾けてシャワーをかけると顔に泡が流れてしまうため、頭を後ろに倒した状態ですすぐのがおすすめです。シャンプーの成分が頭皮に残ると、かゆみやフケの原因になることもあるため、すすぎは丁寧に行いましょう。

習慣④ リンス・コンディショナー・トリートメントを正しく使い分ける

それぞれの役割を理解しよう

「リンス」「コンディショナー」「トリートメント」——なんとなく似たようなものだと思って使っていませんか?実はそれぞれに異なる役割があり、正しく使い分けることで仕上がりが大きく変わります。

リンス・コンディショナーは、主に髪の表面をコーティングする役割を持っています。シャンプー後に油分が取り除かれた髪の表面を保護し、指通りをなめらかにしてくれます。リンスとコンディショナーに大きな差はありませんが、コンディショナーはハリ・コシ・うるおいを与える成分が多めに含まれているものが多い傾向にあります。

トリートメントは、髪の内部に浸透して栄養を補給し、ダメージの補修効果が期待できるアイテムです。カラーやパーマを繰り返している方や、乾燥・切れ毛が気になる方に向いています。

ヘアパックの活用タイミング

ヘアパックはトリートメントよりも成分の濃度が高く、ハイダメージ毛への集中ケアとして活用できます。毎日使う必要はなく、週1〜2回を目安に取り入れましょう。

使用時間は商品の指示に従い、長くつけすぎると成分の過剰吸収によって別のトラブルが起きることもあるため注意が必要です。「たっぷりつけて長時間おけばよいほど効く」というわけではないので、パッケージの記載をしっかり確認しましょう。

地肌につけないことが共通のルール

リンス・コンディショナー・トリートメントいずれも、「地肌にはつけない」ことが共通の基本ルールです。頭皮についてしまうと毛穴詰まりやべたつきの原因になります。

必ず毛先から中間を中心になじませ、2〜3回に分けて広げると均一につきやすくなります。コームで軽くとかすと、より均一になじむのでおすすめです。

習慣⑤ アウトバストリートメントで熱ダメージを事前にケアする

ドライヤー前のひと手間が仕上がりを左右する

バスタオルで髪の水分を軽く取ったあと、ドライヤーをかける前にアウトバストリートメント(洗い流さないタイプのトリートメント)やヘアオイルを使うことで、ドライヤーの熱から髪を守りながらツヤを引き出す効果が期待できます。

アウトバストリートメントとは、洗い流さずにそのまま使えるケアアイテムの総称で、ミルクタイプ・オイルタイプ・ミストタイプなどさまざまな種類があります。

自分の髪質に合ったタイプを選ぶ

髪質や仕上がりの好みによって、適したタイプは異なります。以下を参考に選んでみてください。

  • オイルタイプ:ツヤ・しっとり感を求める方やダメージ毛に向いています
  • ミルクタイプ:保湿しながら軽い仕上がりを求める方におすすめ
  • ミストタイプ:細い髪や軽い仕上がりを好む方に向いています

量は髪の長さに合わせて調整し、つけすぎるとべたつきの原因になるため注意が必要です。毛先を中心になじませ、中間から全体へと広げましょう。ショートヘアなら1〜2滴、ロングヘアでも3〜4滴程度を目安にすると調整しやすいです。

タオルドライの仕方にも注意

アウトバストリートメントをつける前のタオルドライも重要です。タオルで髪をゴシゴシこすると、濡れてデリケートな状態のキューティクルが傷つきます。

タオルで挟んで「押さえる」ようにして水分を吸わせるのが正しい方法です。マイクロファイバータオルを使うと、より短時間で水分が吸収されるためおすすめです。

習慣⑥ ドライヤーの正しい使い方でキューティクルを整える

濡れたまま放置は厳禁

どれだけ丁寧にシャンプーやトリートメントをしても、最後のドライヤー工程がおろそかだと仕上がりに影響します。「濡れたまま自然乾燥」は、髪にとって大きな負担になります。

濡れている状態の髪はキューティクルが開いてデリケートになっており、枕との摩擦などでダメージを受けやすい状態です。またそのまま放置すると、雑菌が繁殖しやすくなるとも言われています。シャンプー後はなるべく早くドライヤーで乾かすことを習慣にしましょう。

根元→中間→毛先の順番で乾かす

乾かす順番は「根元→中間→毛先」が基本です。まず指で地肌をジグザグに動かしながら根元をしっかり乾かしましょう。根元が乾いていないとペタンとした仕上がりになりやすく、頭皮の蒸れにもつながります。

ドライヤーは髪から約20cm離し、上から下(根元から毛先方向)へ風を当てます。キューティクルは根元から毛先に向かって重なる構造になっているため、上から下へ風を当てることでキューティクルが整い、ツヤが出やすくなります。

仕上げに冷風でキューティクルを引き締める

熱風を同じ箇所に長時間当て続けるのはNGです。常に動かしながら風を当てましょう。全体が乾いてきたら、仕上げに冷風を数秒当てます。

これによりキューティクルが引き締まり、ツヤがさらにアップします。ドライヤーの冷風機能を持て余している方は、ぜひ仕上げに活用してみてください。乾かし時間の目安は、ショートヘアで3〜5分、ミディアムで5〜8分、ロングヘアで8〜12分程度が一般的とされています。

習慣⑦ 季節に合わせたヘアケアアイテムの見直しをする

季節によって髪の悩みは変わる

髪のコンディションは季節によって大きく変化します。夏は皮脂分泌が増えてべたつきやすく、冬は空気の乾燥と静電気でパサつきが気になりやすくなります。

毎日のケアを見直すのと同時に、季節に合わせてシャンプーやトリートメントを切り替えることも、サラツヤヘアを維持するための大切な習慣のひとつです。「なんとなく同じアイテムを使い続けている」という方は、ぜひ一度見直してみましょう。

夏のヘアケアのポイント

夏は頭皮の皮脂分泌が増え、べたつきや臭いが気になりやすい季節です。スカルプケア(頭皮ケア)に特化したシャンプーを取り入れるか、洗浄力が高めのシャンプーを週に2〜3回使用するのも選択肢のひとつです。ただし洗いすぎは乾燥につながるため、頻度の調整が大切です。

紫外線(UV)も髪のダメージ要因になるとされています。外出時にはUVカット効果のあるアウトバストリートメントやヘアスプレーを活用することで、髪へのダメージを軽減する効果が期待できます。帽子やヘアアクセサリーで物理的に日差しを遮るのも効果的な方法のひとつです。

冬のヘアケアのポイント

冬は空気の乾燥に加え、暖房による室内の乾燥も髪に影響します。保湿成分が豊富なシャンプーやトリートメントに切り替えるとともに、ヘアオイルやヘアミルクなどのアウトバストリートメントを毎日のルーティンに加えることで、乾燥によるパサつきや静電気を抑える効果が期待できます。

静電気が気になる場合は、静電気防止効果のあるヘアスプレーや、天然由来のオイルを少量なじませるだけでも落ち着きやすくなるとされています。自分の髪質や頭皮状態を季節ごとに観察しながら、使うアイテムを柔軟に見直すことが、1年を通じてサラツヤヘアを保つコツです。

アイテム見直しのタイミングと選び方のヒント

季節の変わり目(3〜4月・9〜10月ごろ)は、ヘアケアアイテムを見直す絶好のタイミングです。以下のポイントを参考にしてみてください。

  • 頭皮のべたつきが気になるとき:洗浄力が適度に高いスカルプシャンプーに切り替える
  • 毛先のパサつきが気になるとき:保湿成分(ヒアルロン酸・セラミド・アルガンオイルなど)配合のトリートメントを選ぶ
  • ボリュームが出にくいとき:軽めのミストタイプのアウトバストリートメントを取り入れる

自分の髪と頭皮の変化をこまめに観察する習慣が、長期的なサラツヤヘアにつながります。

まとめ

美容室帰りのサラツヤヘアは、特別なサロントリートメントや高価なアイテムだけが作り出しているわけではありません。

シャンプー前のブラッシング・丁寧なプレシャワー・泡立てたシャンプーでの頭皮マッサージ・自分の髪に合ったトリートメント選び・アウトバストリートメントの活用・正しいドライヤーの使い方・季節に合わせたアイテムの見直し——これら7つの習慣を積み重ねることが、サロン仕上がりの髪質へ近づく近道です。

すべてを一度に変えようとする必要はありません。「今日はプレシャワーを丁寧にやってみよう」という小さな一歩から始めてみてください。毎日鏡を見るたびにテンションが上がるような髪を、ぜひ自宅で育んでいきましょう。

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著者

MIKA

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美容業界での勤務経験を活かし、美容ライターとして活動。スキンケア、エイジングケア、化粧品成分のリサーチを専門とし、美容メディアや企業オウンドメディアへの寄稿実績を持つ。美容情報の正確性と実用性を重視し、読者目線で役立つコンテンツ制作を心掛けている。