紫外線は目からも入ってくるってご存知ですか?
目から吸収した紫外線が原因で肌はトラブルを起こします。
そう!紫外線対策はお肌だけでは足りません。
シミ・シワ・くすみ・たるみ。肌の老化の70%は光老化といわれていて紫外線を浴びた分だけ肌は老化します。
今回は、紫外線対策についてまとめてみました。
目次
UV-AとUV-B
紫外線にはUV-A(紫外線A波)と、UV-B(紫外線B波)の二種類があります。
UVとはUltraviolet(ウルトラヴァイオレット)のUとVをとった略です。
この二種類の紫外線、どちらがより肌に悪影響を与えるのでしょうか?
答えはどちらも悪影響しか与えてくれません。
ただ、影響を及ぼす場所が少し違うんです。
UV-Aは、肌の奥まで入り込み少しずつ肌に悪影響を与えます。
そしてある日、私たちは鏡の前でシミやシワを発見するという悲惨な事態が起こるのです。
このUV-Aは室内までとどきます。窓際では80%、日の当たらない場所でも10%は入り込んでくるため室内でもUV対策は必要になります。
つぎにUV-Bです。こちらは少しの時間でも肌を赤くしたり黒くしたりする日焼けのこと。肌表面を傷つけて、皮膚がんの原因になります。
サングラスで目からの紫外線をカット
肌にはしっかり日焼け止めを塗っても、目までガードしている人は意外と少ないです。
ぜひサングラスで目からの紫外線の侵入を防ぎましょう。実は目に浴びた紫外線でシミやシワができてしまうって知ってましたか?ビックリですよね。
目から紫外線が入ると、脳が「メラニンを作るんだ!」と指令をだしてしまい結果シミやシワの原因になるという残念な結果をまねきます。
いくらお肌に日焼け止めを塗っていても、目から紫外線が侵入してきてしまっては、せっかくの苦労が水のあわです。
サングラスのレンズの色についてですが、あまり暗くないものをおすすめします。
暗すぎる色をかけると、瞳孔が開いてしまいよけい紫外線を吸収してしまう原因につながります。
また、UV効果のあるコンタクトレンズもありますが、あれは黒目の上にのせて使うものなので、白目のUV対策にはなりません。
帽子で上手にUV対策
帽子は紫外線対策に有効なアイテムです。
選び方のポイントとしては、色や素材、そして一番重要なのがつばの大きさです。
キャップタイプのものより、360°ぐるっとつばの付いたものを選びましょう。
キャップタイプだと首や横顔までカバーできません。つばは大きければ大きいほど紫外線対策に有効ですが、あまり大きすぎるつばだと被っていてもじゃまになってしまいます。
7㎝のつばで65%、10㎝のつばで70%の紫外線を防止できます。もちろんそれ以上大きなつばは、防止率も高くなりますが10㎝のつばでもそうとう大きく感じます。
色は黒が一番いいですが、UV加工されているものであれば、何色でも気にすることはありません。
日焼け止めの塗り方
日焼け止めのボトルにはSPFやPAと書いてありますよね。これにはどんな意味があるのでしょうか?
FPSはUV-Bに対応していて、例えばFPS30で5時間効果を発揮するという意味になります。
PAはUV-Aに対応していて+の数が多いほどガード力があるということになります。
これらは数値が高いほど対応力があることになるのですが、肌への負担も高くなってしまいますので、その日の予定に合わせて使い分けるといいでしょう。
また去年のものを使用するのはNGです。塗り方についてですが、ただ塗ればいいというものではありません。
ポイントは、ムラなく・すり込まず・肌にのせる感じで・2~3度重ね塗り・2~3時間起きに塗りなおすことを抑えておいてください。
そしてきれいに落とすこともとても大切です。最後になにより重要なのは肌の乾燥を防ぐこと!乾燥した肌は紫外線のダメージを受けやすいです。保湿がなにより大切になってきます。
外出時間
AM10:00~PM2:00がもっとも紫外線量が高い時間帯です。可能ならこの時間帯の外出は避けましょう。
なんていっても、お仕事をしている方が日焼けを心配して外出しないなんてことできませんよね。
けどこの時間帯には一日の紫外線量の50%分が降りそそいでいるんですよ。とても恐ろしい話です。
また紫外線は一年中降りそそいでいますが、3月から徐々に増えていき、7月・8月にピークを向かえて10月ころまでは油断できません。
曇りの日でも60%、雨の日なら30%まで落ちますが、油断大敵です。
紫外線アレルギー
日光アレルギーや日光過敏症とも呼ばれる紫外線が原因の皮膚トラブルです。
腫れ・湿疹・かゆみ・赤みといった症状がでます。直接紫外線を浴びていない場所にも症状がでてしまうことがあります。
頭痛や吐き気、熱が出る人もいます。去年まで大丈夫だったのに今年から症状がでるといったケースも多いです。
また、生活習慣やストレスが引き金となって紫外線アレルギーを引き起こすこともあります。
だけど必要な紫外線
紫外線の悪いことばかりをお伝えしてきましたが、実は私たちの体に大切な紫外線。一日15分程度の日光浴は必要なんです。
骨粗しょう症の予防やビタミンDを合成させるためにはなくてはならないものです。
また、体内時計の調節や朝スッキリと目覚めるためにも日光を浴びることは大切になってきます。
体の中からも紫外線対策を
朝食べることで紫外線を吸収しやすくする食べ物があります。
レモン・オレンジ・グレープフルーツ・キウイなどは「ソラレン」という物質が入っていいて朝には避けるべき食べ物です。
ただ、これらはビタミンCが豊富なので夜食べることで、日焼けした肌の回復を促します。
ほかに夜食べたほうがいいものとして、トマト・アボカド・アーモンド・ウナギ・スイカ・かぼちゃなどがあります。
またアルコールは血行促進を助けるため、日焼けの炎症を悪化させる恐れがあるのでおすすめしません。
まとめ
いかがでしたか?肌だけでなく、目からの紫外線の侵入を防ぐことも大切ということがわかりましたよね。
ぜひサングラスや帽子でシミ・シワ・くすみ・たるみのない肌を目指し、食べ物で体の中からも対策をしてくださいね。
2018.07.19