メイクのやり方を調べていると、「アイホールって何?」「シェーディングとハイライトの違いは?」と、知らないカタカナ用語に戸惑った経験はありませんか?メイク動画や美容雑誌には、初心者にはなじみの薄い専門用語がたくさん登場します。用語の意味を正しく知らないままメイクを続けると、仕上がりに迷いが生まれたり、せっかくの手順を間違えてしまったりすることも。この記事では、メイク初心者さんが最初に押さえておきたい基本用語から、近年トレンドになっている最新ワードまで、30の用語をカテゴリーごとにわかりやすく解説します。用語を知ることで、メイクの理解がぐんと深まり、もっと楽しくなりますよ。
目次
ベースメイクで必ず登場する基本用語を押さえよう
ベースメイクは、肌の土台を整える大切なステップ。この工程でよく使われる用語を正しく知っておくと、肌悩みに合わせた選択ができるようになります。
テクスチャー
「テクスチャー」とは、化粧品を実際に手で触れたときの質感や感触のこと。「みずみずしいテクスチャー」「とろりとしたテクスチャー」といった表現で使われます。ファンデーションやリップ、アイシャドウなど幅広いアイテムの説明に登場するので、ぜひ覚えておきましょう。同じカバー力でも、軽いテクスチャーか重いテクスチャーかによって肌への負担感や仕上がりが大きく変わります。自分の肌状態や好みに合ったテクスチャーを選ぶことが、メイク上達の近道のひとつです。
ルース・プレスト
フェイスパウダーを選ぶとき、「ルース」と「プレスト」という2種類の表記を見かけることがあります。ルース(Loose) はパウダー状になっているタイプで、ふんわりとした柔らかい仕上がりになります。軽く均一に広がるため、透明感のある仕上がりにしたいときにおすすめです。一方、プレスト(Pressed) は粉を圧縮して固めたコンパクトタイプ。持ち運びに便利でマットな仕上がりになるため、テカリが気になる方や外出先でのタッチアップに向いています。それぞれに特徴があるので、シーンや肌タイプで使い分けるのがポイントです。
シアー
「シアー」は英語で「透き通るほど薄い」を意味する言葉。メイクでは、薄付きで透明感のある仕上がりを指します。「シアーファンデーション」や「シアーリップ」など、さまざまなアイテムで使われています。厚塗り感がなく、まるで素肌から発光しているような印象を与えられることから、ナチュラルメイク・透明感メイクが好きな方に特に人気のスタイルです。素肌感を大切にしながらも、均一感やツヤ感を高めたいときに取り入れると、垢抜けた印象に仕上がります。
パッティング
「パッティング」とは、スキンケアやファンデーション塗布の際に、手やコットンで肌を軽くポンポンと叩くように押さえる動作のこと。化粧水や乳液を浸透させる際によく用いられます。強くこすらず、肌に優しく成分を馴染ませることができるのが特徴です。ただし、コットンで何度もパッティングを繰り返すと摩擦が生じやすいため、素手で優しく押し込むように行うのが肌に負担をかけにくいとされています。回数や力加減に注意しながら行いましょう。
小顔メイクに欠かせない!立体感を生む用語
顔に立体感や小顔感を演出するテクニックには、独特の用語が多く登場します。意味を正しく理解して実践することで、メイクの完成度がグッと高まります。
シェーディング
シェーディングは、顔に「影」を作り、立体感や小顔効果をもたらすメイクテクニックです。専用のシェーディングパウダーやクリーム、あるいはベースカラーより少し暗めのコントロールカラーなどを使って行います。入れる場所は顔の形によって異なりますが、一般的なのはフェイスラインのサイド、こめかみ、鼻筋の両サイド、目の下のくぼみなど。顔の「奥まっているように見せたい部分」に使うと自然な立体感が生まれます。ブラシでのせる場合は、ふんわりと境界線をぼかすことが自然な仕上がりのコツです。やりすぎると不自然になるため、最初は薄めに重ねていくのがおすすめです。
ハイライト
ハイライトは、シェーディングと対になるテクニックで、顔に「光」を当てることで立体感や透明感をプラスします。目の下の高い部分(頬骨の上)・鼻筋・Tゾーン・あご先などに入れると、顔が明るく立体的に見えます。パール入りのパウダータイプや、液状のリキッドタイプなど質感もさまざまです。仕上がりの好みに合わせて選んでみましょう。
フェイスライン
「フェイスライン」とは、顔の輪郭ラインのことを指します。主に顎から耳にかけてのラインを指すことが多く、シェーディングを施すことで細く引き締まった印象を演出できます。また美容室でも使われる言葉で、フェイスラインの形(丸顔・エラ張りなど)によって似合うヘアスタイルを提案してもらえることも。自分のフェイスラインの形を知ることで、メイクだけでなくヘアスタイル選びにも役立てられます。
Cゾーン
比較的有名な「Tゾーン」に対して、近年「Cゾーン」という用語も美容コンテンツでよく登場するようになりました。Cゾーンとは、目尻の上から耳の前にかけてのこめかみ周辺のエリアを指し、アルファベットのCの形に似ていることからこの名称がついています。このゾーンにハイライトをのせることで、光が当たったような血色感と立体感が生まれ、横顔まで美しく見える効果が期待できます。また、ファンデーションの塗り方でこのゾーンを意識するだけで、顔全体のバランスが整って見えることも。ぜひ取り入れてみてください。
アイメイク用語をマスターして目元を格上げしよう
アイメイクは顔の印象を最も左右するパーツのひとつ。関連用語を覚えると、メイク解説の内容がスムーズに理解できるようになります。
アイホール
アイシャドウの解説で頻繁に登場する「アイホール」とは、眼球と眉下の骨の間にあるくぼみの部分のことです。目を閉じたときにくぼんで見える部分、と考えるとイメージしやすいでしょう。「アイホール全体にベースカラーをのせてください」という指示があれば、このくぼみ全体に塗ることを意味します。アイホールの大きさは人によって異なるため、自分のアイホールの範囲を鏡で確認してからメイクするのがポイントです。アイホールを意識してグラデーションを作ると、目に自然な奥行きが生まれます。
インサイドライン(インサイドアイライン)
「インサイドライン」とは、まつ毛の生え際の内側、つまり粘膜(まぶたの内側のピンクの部分)に近い部分にアイラインを引くテクニックのことです。まつ毛の内側に入れることで、まつ毛が密に見えてくっきりとした目元の印象になる効果が期待できます。目を大きく見せたい方や、アイラインを引くのが苦手な方にもトライしやすいテクニックです。ただし粘膜に近い部分に使用するため、アイライナーは眼科医の使用可否を確認したうえで、自分の肌に合ったアイテムを選ぶことが大切です。
ダブルライン
まぶたのしわに沿って、または二重のラインの上にアイラインを引くテクニック。一重や奥二重の方が目を大きく見せたいときに使われることが多く、目元に深みを出す効果が期待できます。
ウォータープルーフ
汗や涙、水に強い処方が施されたコスメに使われる表記。マスカラ・アイライナー・日焼け止めなど幅広いアイテムで使われています。ただし、専用のクレンジングや油性クレンジングでしっかり落とす必要があり、汚れが残ると肌への負担になることもあるため、丁寧なクレンジングを心がけましょう。
フィルムタイプ
「フィルムタイプ」は、主にマスカラに使われる用語で、乾燥するとまつ毛を一本一本フィルム状にコーティングする処方のアイテムを指します。耐水性が高く汗や涙でにじみにくいにもかかわらず、お湯や水だけで簡単にオフできるのが大きな特徴です。ウォータープルーフタイプのようにガンコに落ちにくいわけではないため、アイメイクに負担をかけたくない方や、目元が敏感な方にも選ばれやすいタイプです。まつ毛をしっかりキープしながらも目元へのやさしさを重視したい方に向いています。
リップ・チーク・仕上げに関わる用語もチェック
口元や頬のメイク、仕上げの工程にも覚えておきたい用語がたくさんあります。理解することで、より自分好みの仕上がりに近づけられますよ。
ブラッシュ・チーク
「ブラッシュ」または「チーク」は、頬に血色感や立体感を与えるコスメの総称です。パウダータイプ・クリームタイプ・ジェルタイプ・リキッドタイプなど質感はさまざまで、仕上がりのニュアンスも異なります。クリームやリキッドタイプは素肌に馴染みやすくツヤ感を出しやすく、パウダータイプはふんわりとした自然な血色感を演出しやすい傾向があります。
マット
「マット」は、ツヤのないサラリとした質感・仕上がりを指す用語です。ファンデーション・リップ・アイシャドウなど幅広いアイテムで使用されます。テカリが気になる肌タイプの方や、クールでシャープな印象を出したい方に向いているスタイルです。マットなリップは大人っぽい洗練された雰囲気を演出しやすいですが、乾燥しやすい季節は唇の保湿ケアを先に行うと仕上がりがきれいになります。
グロス・グラム
「グロス」は光沢感・ツヤ感のある仕上がりのこと。リップグロスのほか、ハイライターやアイシャドウでも使われます。「グラム」はきらめきやラメ感のある質感を指すことが多く、夜のパーティーメイクや華やかなシーンで取り入れると存在感のある仕上がりになります。
ブレンディング
「ブレンディング」とは、アイシャドウや頬・シェーディングなどの境界線をぼかして、自然に馴染ませる技術のことです。ブラシや指を使って行います。ブレンディングが上手くできると、グラデーションが自然になり、プロのような仕上がりに近づきます。アイシャドウは特に「ぼかし」が仕上がりの鍵になるため、ブレンディング専用ブラシをひとつ持っておくと便利です。
ベースコート・トップコート
主にネイルで使われる用語で、ベースコートはカラーを塗る前の下地として爪を保護し、カラーの密着度を高めるもの。トップコートはカラーを塗った後に重ねてコーティングし、ツヤを出したり長持ちさせたりする仕上げ用アイテムです。ネイルを楽しむ際はこの2ステップを取り入れることで、仕上がりと持ちが格段にアップします。
コンシーラー
気になるシミ・クマ・ニキビ跡などを局所的にカバーするためのアイテムです。ファンデーションより高いカバー力を持つものが多く、ポイントで使うことで自然なカバーができます。スティック・リキッド・クリームなどの種類があり、目の下のクマには薄付きのリキッドタイプ、シミにはカバー力の高いスティックやクリームタイプが向いているとされています。
知っておくと差がつく!スキンケア×最新メイク用語
スキンケアとメイクが融合するケースも増えている昨今。最新のトレンドワードも押さえておきましょう。
スキンケアメイク(スキンケア発想のメイク)
スキンケア成分を配合したベースメイクアイテムや、肌に優しい処方にこだわったコスメの総称として使われる言葉です。保湿成分・美容液成分を含んだファンデーションや、紫外線ケアと保湿を同時に行えるBBクリームなどがこれにあたります。メイクしながらも肌を労わりたいという声に応えて開発されたアイテムが増えており、日常使いに取り入れやすいのが魅力です。
ガラス肌・艶肌
ガラスのように透き通ってツヤツヤとした肌の質感を表す美容用語。韓国美容(Kビューティー)の影響を受けて広まったトレンドワードで、徹底した保湿ケアと光を反射するような仕上がりが特徴です。ベースメイクでは、ツヤ感のあるファンデーションや部分的にハイライトを重ねることで近い印象を演出できます。
くすみ・肌トーン
「くすみ」は、肌の透明感が失われて暗く見える状態のこと。メラニンの蓄積や血行不良、ターンオーバーの乱れなどさまざまな原因が考えられています。メイクでは、ピンクやオレンジ系のコントロールカラーを下地に使うことでくすみをカバーし、肌トーンを明るく整える効果が期待できます。「肌トーン」は肌の明度・色みを指す言葉で、自分の肌トーンに合ったコスメを選ぶことが自然な仕上がりにつながります。
ブラープライマー
毛穴や細かな凹凸を光学的にぼかして、なめらかな肌に見せる効果が期待できる下地のことです。「ブラー(blur)」は英語で「ぼかす」という意味。近年のベースメイクで注目されているアイテムのひとつで、ファンデーションの前に使うことでより均一な仕上がりが叶います。
セッティングスプレー
メイクの仕上げに顔全体にスプレーするタイプの化粧品で、メイクの持続性を高めたり、ふんわりとした自然な仕上がりに整えたりする効果があるとされています。粉っぽさが気になるときに使うと、肌にしっとりと馴染んだような印象になりやすいです。夏場や長時間メイクをキープしたい日に取り入れるのがおすすめです。
まとめ
メイク用語は数が多く、すべてを一度に覚えるのは難しいかもしれません。でも、ひとつひとつの意味を知ることで、メイクの手順がスムーズになり、理想の仕上がりに近づく選択ができるようになります。今回ご紹介したシェーディング・アイホール・テクスチャー・フィルムタイプなどの用語は、メイク動画や美容雑誌で特によく登場するもの。まずはこれらをしっかり押さえておくだけでも、メイクの理解度がぐっと上がるはずです。「知ること」がメイクを楽しむ第一歩。今日から用語の意味を意識しながら、自分なりのメイクを楽しんでみてくださいね。
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2026.06.18
著者
MIKA
美容業界での勤務経験を活かし、美容ライターとして活動。スキンケア、エイジングケア、化粧品成分のリサーチを専門とし、美容メディアや企業オウンドメディアへの寄稿実績を持つ。美容情報の正確性と実用性を重視し、読者目線で役立つコンテンツ制作を心掛けている。
