筋トレで美肌になれる?美容と運動の深い関係を4つのポイントで解説

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監修者:ASAMI

スキンケアや美容習慣に関する専門知識を持つ美容アドバイザー。化粧品成分や肌の基礎知識に精通し、読者が安心して情報を活用できるよう、美容メディアにおける記事監修を担当。専門性と分かりやすさの両立を重視した情報提供を行っている。

「毎日スキンケアを丁寧にしているのに、なかなか肌の調子が上がらない…」そんなもどかしさを感じたことはありませんか?実は、美肌づくりには外からのスキンケアだけでなく、内側からのアプローチが大きく関わっているといわれています。その鍵を握るのが、筋力トレーニングをはじめとした「運動習慣」です。筋トレには、成長ホルモンの分泌促進・血行とリンパの改善・姿勢の矯正・睡眠の質向上など、美肌に直結するうれしい効果が期待できるとされています。今回は、美容と筋トレの深い関係を4つのポイントに分けてわかりやすく解説します。スキンケアの効果をさらに引き出したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

ポイント① 成長ホルモンの分泌が促され、肌の修復力が高まる

美肌を語るうえで、まず知っておきたいのが「成長ホルモン」の役割です。成長ホルモンとは、脳の下垂体から分泌されるホルモンの一種で、細胞の修復・再生を促す働きがあるとされています。子どものころは活発に分泌されていますが、20代以降から徐々に分泌量が減少し、肌の乾燥・ハリ不足・くすみといった肌トラブルが起こりやすくなると考えられています。

成長ホルモンが肌にもたらす主な働きとしては、以下の3点が挙げられます。

肌のターンオーバー(新陳代謝)のサポート
古い角質が適切なサイクルで入れ替わることで、透明感のある明るい肌が保ちやすくなるとされています。ターンオーバーが乱れると、古い角質が肌表面に残り、くすみや毛穴詰まりの原因になる場合があります。

コラーゲン生成のサポート
ハリや弾力に欠かせないコラーゲンの産生を助ける働きがあるといわれています。コラーゲンが十分に生成されると、肌のふっくら感やなめらかさが維持されやすくなるとされています。

ダメージ修復のサポート
紫外線・ストレス・乾燥などで受けた肌ダメージの修復を助ける働きがあるとされています。日中に受けたダメージを夜間にしっかり回復させるためにも、成長ホルモンの分泌は欠かせません。

成長ホルモンは深い睡眠中激しい運動後に多く分泌されるとされています。特に筋力トレーニングは、成長ホルモンの分泌を促す運動として注目度が高く、「スキンケアの効果を底上げしたい」「内側から肌質を変えたい」という方に取り入れてほしい習慣のひとつです。

ただし、過度な運動は身体への負担が大きく、逆効果になる場合もあります。週2〜3回、無理のない強度から始め、少しずつ継続することを意識してみましょう。

ポイント② 血行とリンパの流れが改善され、くすみ・むくみが和らぐ

「肌がなんとなくくすんで見える」「朝起きると顔がむくんでいる」とお悩みの方に特に意識してほしいのが、血行とリンパの流れです。

血液は酸素や栄養素を全身の細胞に届ける役割を担っており、リンパ液は老廃物や余分な水分を回収・排出するための重要な経路です。この2つの流れが滞ると、肌に必要な栄養が届きにくくなり、老廃物が蓄積されてくすみやむくみの原因になるといわれています。

筋力トレーニングや有酸素運動を行うと、心拍数が上がり全身の血流が促進されます。また、筋肉を動かすことでリンパの流れも活性化されるため、老廃物の排出がスムーズになるとされています。これが、日ごろから運動習慣のある方の肌が明るく見えやすい理由のひとつと考えられています。

さらに、血行が促進されると基礎代謝のアップにもつながります。基礎代謝が上がると体内のエネルギー消費が活発になり、太りにくい体づくりにも役立つとされています。美容と健康の両面から見ても、血行を改善する運動習慣を持つことは非常に有益です。

運動が苦手な方は、いきなり筋トレから始める必要はありません。まずはウォーキングやストレッチといった軽めの運動から取り入れてみましょう。1日20〜30分を目安に体を動かすだけでも、血行改善の効果が期待できるとされています。「完璧にこなすこと」よりも、小さく始めて長く続けることが美肌への近道です。

また、運動後に軽いストレッチやマッサージを組み合わせると、リンパの流れをさらに促しやすくなるとされています。顔のリンパマッサージと運動習慣を合わせて取り入れると、むくみケアの相乗効果が期待できるでしょう。

ポイント③ 姿勢が整うことで顔への血流が改善し、肌の調子が上向く

筋力トレーニングによって得られる意外なメリットが、姿勢の改善です。スマートフォンやパソコンの使用時間が増えた現代では、猫背や前傾姿勢になっている方が非常に多くなっています。姿勢が崩れると、首や肩まわりの筋肉が慢性的に緊張し、血流やリンパの流れが滞りやすくなります。その結果、顔色の悪化・肌荒れ・むくみなどが起こりやすくなるといわれています。

筋力トレーニング、とくに体幹(インナーマッスル)を意識したトレーニングを取り入れると、背骨を正しい位置に保つための筋力が鍛えられ、日常の姿勢が自然と改善されていきます。姿勢が整うことで首まわりの筋肉の緊張が解け、顔や頭部への血流が促進されるため、肌のくすみやむくみが和らぎやすくなるとされています。

さらに、姿勢の改善は脳への酸素供給量の増加にもつながる点が注目されています。猫背になると胸が圧迫されて呼吸が浅くなりがちですが、背筋が伸びると自然と深い呼吸ができるようになります。脳に酸素が十分に届くと、集中力や思考力の向上が期待できるとされており、仕事や日常生活のパフォーマンスアップにもつながります。

美肌のための習慣が、見た目の美しさだけでなく内面のコンディションにも良い影響を与えてくれる——これが美容と運動の相乗効果といえるでしょう。

体幹トレーニングの具体例としては、プランク・ドローイン・バードドッグなどが初心者でも取り組みやすくおすすめです。また、ヨガやピラティスも体幹を鍛えながら姿勢を整えるのに効果的ですので、「ハードな筋トレは苦手…」という方はそちらから試してみるのも良いでしょう。姿勢を整えるケアは、毎日のスキンケアと同じくらい、美肌づくりに欠かせない習慣のひとつです。

ポイント④ 睡眠の質が上がることで、夜間の肌修復力が高まる

美容の世界で「睡眠は美肌の土台」といわれる理由をご存じですか?それは、肌の修復・再生が睡眠中に活発に行われるからです。特に眠り始めてから最初の3時間に訪れるとされる「ノンレム睡眠(深い眠り)」の時間帯に成長ホルモンが多く分泌され、肌の細胞修復がもっとも活発になるとされています。

しかし現代では、スマートフォンのブルーライト・仕事のストレス・不規則な生活リズムなど、睡眠の質を下げる要因があふれています。「寝ても疲れが取れない」「夜なかなか眠れない」という方も多いのではないでしょうか。そこで効果的なアプローチのひとつとして注目されているのが、適度な運動習慣です。

筋力トレーニングや有酸素運動を行うと、体が適度に疲労し、夜になると自然な眠気が訪れやすくなるとされています。また、運動によってストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が抑えられ、心身のリラックスにつながるとも考えられています。その結果、寝つきがよくなり、深い睡眠が得られやすくなるとされています。

ただし、就寝直前の激しい運動は逆効果になる場合があります。運動によって交感神経が活性化された状態では、脈拍が上がり体温も高まるため、かえって寝つきが悪くなることがあります。運動は就寝の2〜3時間前までに終わらせることが理想的です。夕方から夜の早い時間帯に30〜60分の運動を習慣化することで、睡眠の質と美肌の両方にアプローチできるでしょう。

「夜のスキンケアを丁寧にしているのに、翌朝肌が回復していない」と感じている方は、まず睡眠環境や睡眠の質を見直すことが近道かもしれません。運動で睡眠を改善し、睡眠が肌を修復する——この好循環を意識して生活に取り入れてみてください。運動と睡眠、どちらも整うことで、スキンケアの効果がより実感しやすくなるはずです。

まとめ

今回は、美肌づくりと筋力トレーニングの関係を4つのポイントでご紹介しました。成長ホルモンの分泌促進・血行とリンパの改善・姿勢の整え・睡眠の質向上と、どれも肌に直結する大切な要素です。スキンケアアイテムに頼るだけでなく、運動という「内側からのアプローチ」を取り入れることで、肌質の変化が期待しやすくなります。

最初から激しいトレーニングをする必要はまったくありません。ウォーキングや軽いストレッチ、体幹トレーニングなど、無理なく続けられる運動から始めて、少しずつ習慣にしていくことが大切です。焦らず自分のペースで「動く美容習慣」を育てていきましょう。毎日のスキンケアと運動習慣の両輪が揃ったとき、きっと肌の変化を感じられるはずです。

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著者

MIKA

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美容業界での勤務経験を活かし、美容ライターとして活動。スキンケア、エイジングケア、化粧品成分のリサーチを専門とし、美容メディアや企業オウンドメディアへの寄稿実績を持つ。美容情報の正確性と実用性を重視し、読者目線で役立つコンテンツ制作を心掛けている。

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