いつのまにか現れて、気付いた時には赤く痛みを伴うニキビに悩まされている女性は多くいます。おでこやほっぺた、顎まわりなど、いたるところに出てくるニキビですが、発生した場所によって原因やケアの方法が違うのです!場所に合わせた正しいニキビケアで綺麗な素肌を目指しましょう!
ニキビとは?
思春期には多くの方が、ニキビに悩んだ経験があると思います。
医学用語で尋常性痤瘡(じんじょうせいざそう)というニキビは、10代によく見られる皮膚疾患の一種になります。
しかし、現在では20代以降でもニキビに悩まされている方は多く、一般的に大人ニキビと呼ばれています。
思春期ニキビと比べると大人ニキビは女性に多く、発生する原因も異なります。
間違ったケアではニキビが悪化し、痕に残ってしまうことがあるので注意が必要です!大人ニキビができてしまった時には、早急に正しいケアを行うことが大切になります!
ニキビができるメカニズム
大人ニキビが発生するメカニズムとは、ストレスや睡眠不足、不摂生な食生活やホルモンバランスなど、さまざまな原因によりお肌のターンオーバーが正常に行われないことで起こります。
ターンオーバーが正常に働かないと、毛穴が老廃物や皮脂で塞がり、酸化することでニキビの原因であるアクネ菌が増殖し、化膿してしまうのです。
部位ごとの原因とケア
毎回同じ場所にニキビができたり、治ったと思ったら新しいニキビができている!なんてことはありませんか?
おでこやアゴなど、部位によってニキビができる原因は異なり、原因に合わせたケアと対策が重要になります!
部位別の原因と対策を見ていきましょう!
・おでこ
ニキビで多くの方が悩む部位はおでこになります。
おでこがテカテカしてなんだか脂ぎっている!そんな方は要注意ですよ!
皮膚には汗を分泌する汗腺と、皮脂を分泌する脂腺が存在します。
手足がベタベタ脂ぎったりしないのは、手足には脂腺がないからです。それとは逆に、頭皮やおでこには比較的多くの脂腺が存在するため、脂ぎっている状態になりやすくなります。
通常皮脂は乾燥や細菌の増殖を防ぐ役割がありますが、皮脂が過剰に分泌することで毛穴に詰まり、アクネ菌が増殖してニキビとなってしまいます。
ケア方法
ストレスやホルモンバランスの変化などでも、皮脂の分泌が不安定になってしまいますが、毎日のスキンケアも大切になります!
皮脂が出ているからと、洗顔をしすぎては余計に皮脂が分泌してしまいます。
そして、最も気をつけたいのが髪の毛です!
整髪料やホコリなどが付いた髪の毛がおでこに触れていると、アクネ菌の餌となり増殖が激しくなります。
前髪が長い方はヘアピンなどでおでこに触れさせないのがおすすめです!
・鼻
鼻や小鼻まわりにできたニキビは目立つため、どうしても潰してしまったりする方も多いと思います。
鼻まわりは脂腺が多いため、どうしてもストレスやホルモンバランスの影響を強く受けてしまいます。
女性は生理前になるとホルモンバランスが崩れやすいため、生理前にはニキビが出来やすくなる傾向にあります。
ケア方法
小鼻のまわりは凹凸が多く、ファンデーションなどのメイクがしっかりと落とせていない場合もあります。
ファンデーションと皮脂が混ざって毛穴に詰まることで、アクネ菌の栄養となってしまうので、メイクをした日にはしっかりと洗顔をすることが大切です!
洗顔をする際には、しっかりと小鼻の凹凸も落とせるように、泡タイプの洗顔料で優しく洗うと良いでしょう。
・アゴ
いつのまにか現れて目立ってしまうアゴニキビは厄介ですよね。
アゴまわりは鼻と同様脂腺が多いのですが、汗腺があまりないため乾燥しやすい場所でもあります。
汗があまり出ず乾燥している状態になると、肌のバリア機能が弱り、水分不足を補おうとして脂腺が活発になるのでたくさんの皮脂が分泌されてしまいます。
また、ホルモンバランスの影響を受けやすい場所になるので、ストレスが溜まっている状態や生理前などはアゴまわりにニキビが出来やすくなります。
ケア方法
アゴニキビで大切なのは、ホルモンバランスを崩さないことになります!
日頃からストレスを溜め込まないように気を付け、バスタイムにはマッサージをしてリラックスすると良いでしょう。
不摂生な食生活によっても皮脂の分泌が多くなるため、日頃の食生活を見直すことも有効的ですよ!
また、乾燥しやすい場所でもあるので、洗顔をした後は化粧水やクリームでしっかりと保湿をするのがおすすめです!
まとめ
大人になっても出てくるニキビは、皮脂が毛穴に詰まることで起きてしまいます!
脂腺が多いおでこや鼻まわりは、優しくしっかりと洗顔を行い、汗腺が少ないアゴまわりは保湿をすることが大切ですよ!
ニキビが出てきたら早めの正しいケアが大切です!悪化して痕に残らないようにしっかりと場所に合わせたケアをしましょうね!
2018.08.21