アメリカに挑戦する一人の美容師 《Episode1》〜日本でキャリア10年の美容師が海外を目指すまで〜

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アメリカに挑戦する一人の美容師。

今井陽介(Yousuke Imai)

美容師キャリア10年の彼がなぜ日本を離れ、アメリカで美容師をやろうと思ったのか。

キッカケから渡米するまでの準備、そして様々な心境を聞いてみました。

なぜアメリカでやろうと思ったのか?

皆さんはアメリカにどれくらいの日本人が居るかご存知ですか?

知ってる方もいるかも知れませんが、【海外に住んでる日本人】が一番多いのがアメリカだそうです。永住者(グリーンカード保有者)が約12万人。

ビザ所有者(駐在or留学など)が約25万人いるそうです。 凄いですよね!

日本人だけでこの人数です。 しかしアメリカには単に日本人だけが多く移住してるわけでは無いのです。 アメリカとは古くから多くの移民を受け入れて成長と発展を遂げてきた国です。

 

2015年のデータによると移民を受け入れてきた国の第1位がアメリカ合衆国で、2位の ドイツとはものすごい大差なんです。

その他にロシア、サウジアラビア、フランス等が上位でした。 こういった移民が多い国には、ある人種が多く住む街、ある分野に特化した外国人が活 躍しやすい環境があったりします。その一つに「日本人美容師」の需要があります。 そして日本人の美容技術、接客、文化に一定の評価があるのも事実なんです!

昨年、僕は仕事で2週間ほどフランスのパリに滞在しました。 フランスには白人専門サロン、黒人専門サロンなど何かに特化したサロンが多くありま した。日本では珍しいですよね!

元々、僕が美容師になろう!と決めたのも「海外で生活したい!」「海外でも活躍でき る仕事に就きたい!」と思ったからです。(美容師になるか英語教師になるか悩みました笑) どうせ行くなら日本でスタイリストとして技術を磨いて、日本人の技術で海外に行きた いと考えてました。

いつから海外でやりたかった?

僕が小学校に入る以前に、父親の仕事の関係(某航空会社)でスウェーデン、シンガポール、台湾に住んでいた事がありました。小さいながらに海外で仕事をするという事が当た り前であり、カッコイイと思ってたんだと思います!

美容学生の頃も卒業してからロンドンやオーストラリアにワーキングホリデービザで行く 人もいたりして、すぐに海外で働く道もありましたが、僕は日本で技術をつけてから!と 思ってましたね。それにすぐに行くお金も無かったですし(笑)

本気で行こうと思ったキッカケって?

30歳って漠然とこれからの人生について考えますよね??

結婚してたり、そろそろ結婚したい!とか、仕事の役職がついて責任が増えたり…

美容師って大体20歳から新人として働き始めるので、「ちょうど美容師初めて10年 経ったな〜」って思ったんです。 それに10年間、1つの事に全力で向き合うと色々と次の景色も見えてきますよね??

新しい目標だったり、次の10年はこうしようとか、私生活もこうしていきたいとか…

嬉しい事に、指名のお客様も増えて、後輩も沢山増えて、ちょっとした肩書きも付いて 責任もある立場になって…
さぁ次の10年間はどんな目標をと考えてた時。。。

日本で?

それとも??

結構悩みました。

ちょうどその時期は父親も大きな病気で体調が良く無い時期もあった りしたので心配もありましたし。(今はとっても元気になりました!) で、その時期に良いご縁があってアメリカで日本人の美容師を探してる日系サロンに出逢ったのです。

そして…

よし、行こう!!と心に決めて知人にネットの海外求人サイトを紹介されて知ったのが今回の日系サロンでした。

アメリカの主要な州に順次拡大しているサロンで、ビザサポートの実績もある会社です。

スカイプでオーナーとお話しする内に、「これはまたと無いチャンスだな」と思いました!

以前から海外で生活したいという想いも有りましたし、美容師として次のステー ジにアメリカを目指したい!と決意が固まっていくのを感じました。

 

…ここまでが僕が海外に「いつかは行きたいなぁ」という想いから「アメリカでやろう!」 と意志が固まっていく過程です!!

渡米するという目標も出来て、自分でもビックリするくらい明確に、目標に対しての逆算をして準備をしていく時期が始まりました!

次は具体的な準備、手続きなどを書いていきます。

著者

Imai Yosuke