日本の裏側でヘアカラーしてきました【ペルー編】

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Hola todos!

ellieです。突然ですが、みなさんの旅行の楽しみ方はなんですか?

観光、買い物、食事?

もちろんそれぞれの楽しみ方がありますよね。

私の旅行の楽しみ方は『いかに現地を知ることができるか』

つまりその国に住んでいる人々のライフスタイルを見たり、実際に体験すること、

これが私の旅行の楽しみ方です。

私は今までに32ヶ国訪れ、様々な体験をしてきました。

今回は南米周遊中に訪れたペルーでのお話をしたいと思います。

ペルーとはどんな国?

まずみなさんはペルーという国をご存知ですか?

国名を聞くよりもマチュピチュ、ナスカの地上絵がある南米の国と説明した方がイメージはつきやすいでしょう。首都はリマになりますが、私はクスコという町に滞在していました。

クスコにはアルマス広場という場所があるのですが、夜はこんなにも綺麗で毎日訪れては癒されていました。

 

どんな場所に行っても現地のライフスタイルを感じたい私。

実は今回の旅の計画中密かに思っていたことがありました。

「周遊中どっかの国でヘアカラーをしよう」

海外でヘアカラーに挑戦

待ちに待った日本を飛び立つ日。いざ空港へ!!!!!!

、、、、向かうのではなく美容院へ(笑)

黒髪では色が入りにくいだろうと思った私は、大きなバックパックを背負ったまま美容院へ向かったのです。

そして一言。

「全体をブリーチしてください」

それだけ?みたいな顔をする美容師さんには申し訳なかったですが、それだけです。

そして施術が終わり、色の抜けた髪の毛とともに日本を飛び立ちました。

数日間ブラジルに滞在し、ペルーにやってきた私。

どこの国でヘアカラーをするか特には決めていなかったため、暇なとき染めようと思っていたのでブラジルやマチュピチュにはブリーチ頭で訪れました。

 

そしてペルー最終日、ボリビアに移動すべく夜行バスのチケットを買いに町へ。

ちなみに昼間のクスコの街並みはこんな感じです。

 

山岳地帯にありながら意外とお洒落な街並みですよね。

乗車予定の夜行バスまではたっぷり時間がありました。どうせ暇だしと思い、この国でヘアカラーをすることに決めました。

適当にふらふら歩いていると何店かサロンがあります。そして見つけたこちらのヘアサロン。

 

このサロンに決めた理由は特にはありませんが直感も大事ですよね。

そして入店。「que color recomienda?」(何色がオススメ?)

ジェスチャーと覚えたてのスペイン語で髪を染めてほしいということを伝えました。

そしてついに始まった人生初の国外ヘアカラー!

ちなみに担当してくれた人はもともと店内にいたのではなく、最初にお店にいた人が電話で呼んだ人なので何者かは分からないです(笑)

私は美容師でもなんでもないので良く分からないですが、意外にも道具は充実している印象を受けました。

雑ですけど、おでこにはクリームを塗ってくれるし、カラークロスもちゃんとありました。

私は完成を楽しみに安心しきって施術を受けていました。

、、、がその安心も束の間。突然女性の手が止まりお店を出てどっかに行ってしまったのです。

しかもこんな状態。コーム刺さってます。

この時なぜ放置されたかも分からず心臓はバクバクでした。

スペイン語が話せない私は誰にもこの状況を聞くことができず、ひたすら彼女の帰りを待っていました。

数分後、何事もなかったかのように帰ってきては無言でこっちを見てスマイル。そして再開。意味が分からなかったです(笑)

なんとか全体にカラー剤を塗ってもらい、色を入れるためにまた放置。

20分ぐらい放置された後、「こっちに来なさい」と別部屋に案内されました。

呼ばれた部屋の大きさは電話ボックスよりやや広いぐらいでしょうか。その中には洗面台と椅子。どうやらここで洗髪する部屋らしいです。

とりあえず座るが狭すぎて膝がドアに当たっていました。

ちなみにこの洗面台は日本の美容室のようなシャワー蛇口タイプでもなんでもありません。もはや蛇口も付いていません。ただの流し台です。

流し台の横に桶が用意してあり、ケトルで沸かした熱湯と冷水を混ぜてその桶の中にぬるま湯を作りためて、お茶碗のようなものですくい、頭にかけてくれるという感じです。途中、何かの液体をかけてくれたので、「お!シャンプーはあるんだ!」と思いましたが、全く泡立たず。あの液体はなんだったのか今でも謎です。

無事?洗髪も終わり、髪の毛もちゃんと乾かしてくれましたが、この時点で髪の毛はバリバリです。

 

 耳にかけるカバーなどはなく、耳から首筋にもしっかり色が入っていました。

ヘアカラーだけでなんだか気疲れしましたが、なんとか無事に染まりホッとし、最後は写真をパシャり。

ちなみに染まった色は、染めてくれた人と同じ色の真っ赤です。

彼女曰くこの色が一番「bonita」(美しい)らしいです(笑)

髪の毛も情熱的な色になり、なんだかんだ満足な私。

無事にその日の夕方、夜行バスにも乗れ、次の目的地ボリビアへ。

シャワーを浴びられたのは約24時間後。

この時、真っ赤な水が私の頭から流れたのは今でも忘れません。

やっぱりあの洗髪じゃカラー剤は落ちていませんよね。

約1日カラー剤をつけたまま過ごした私は、ものすごい発色の髪の毛とともに旅を続けました。

著者

Biew 運営