訪問美容ってこうゆう仕事!これからの美容業界を考える

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『訪問美容』という言葉を聞いたことがありますか?

まだまだ知名度は低いですが、高齢化社会が進む今、シニア世代の方や社会に貢献したい美容師さんを中心に、注目を集めています。

まだまだ知らないことがたくさんある訪問美容について見ていきましょう。

訪問美容ってどんなお仕事?

通常美容室で施術をするカットやカラー、パーマなどを、病気や高齢などの理由で美容室に来れない方の自宅や施設に訪問して施術を行うことを、訪問美容と言います。

いくつになってもおしゃれを楽しみたい高齢者の方が、自宅や施設でもプロの美容師さんによる施術を受けられることができ、笑顔がたくさん溢れる訪問美容は魅力がたくさんありますね。

訪問美容はいつからあるの?

最近になり、訪問美容という言葉を初めて聞いた方も多いと思います。

元々は、2000年の介護保険法施行以来、介護サービスへの関心が高まったことが、訪問美容のはじまりです。

お金を払ってでも、質の高いサービスを受けたい方が多くなり、ボランティアから有償サービスへと移行しました。

訪問美容を利用できるのはどんな人?

訪問美容は、美容室に来れない高齢者などの自宅や施設に訪問するとありますが、具体的な利用者については、以下の通りになります。

・自宅に住む高齢者や障がいのある方

・福祉施設に入居している高齢者や障がいのある方

・病院に入院している患者の方

また、高齢者や障がいのある方でも、利用できない方がいるので注意が必要です。

地域で決められた条例があるので、県や市の確認をして下さいね。

訪問美容の施術内容とは?

訪問する自宅や施設の環境、利用されるお客様の体調などにもよりますが、基本的には美容室と同じカラーやパーマ、カットやシャンプーなどの施術を行います。

利用者のお客様によっては、寝たままの状態や動かないでいることが困難なお客様もいます。

そのため、施術する美容師さんはテクニックはもちろん、コミニュケーションや細かな気配りが大切になります。

美容師と訪問美容師の違いはあるの?

基本的に美容室で働く美容師も、高齢者の方を施術する訪問美容師も一緒です。

しかし、車椅子の方や身体が弱い方を施術するにはそれなりの知識と技術が必要になります。

利用者の方も、介護についてある程度の知識を持った美容師さんの方が安心できますよね。

介護が必要な方を施術する際に必要な知識を学ぶ講習会などがあるので、それらをしっかりと受講して、介護について知識と理解のある美容師さんにお任せするのが良いでしょう。

これからの訪問美容

生きていくうえで、カットは必ずしも必要ではありません。

しかし、誰しもがいくつになってもおしゃれを楽しむ権利があります。

外出ができない方や、身体を動かすことが困難な方も、訪問美容師さんの力を借りて精神的な充実を図ることができます。

高齢化が進む現在、訪問美容を頼む利用者と訪問美容師を目指す美容師さんは増えています。

これからの美容師は、美容室だけでなく自宅や施設でも施術を行える技術や知識が必要になりますね。

著者

Biew 運営