夜まで崩れないメイクの秘訣|化粧崩れの原因と今日から使える対策

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監修者:ASAMI

スキンケアや美容習慣に関する専門知識を持つ美容アドバイザー。化粧品成分や肌の基礎知識に精通し、読者が安心して情報を活用できるよう、美容メディアにおける記事監修を担当。専門性と分かりやすさの両立を重視した情報提供を行っている。

朝しっかり仕上げたメイクが、昼には崩れていた――そんな経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。化粧崩れには必ず「原因」があり、その原因に合った対策をとることで、夜まできれいなメイクをキープできる可能性が高まります。今回は、化粧崩れが起きるメカニズムをわかりやすく整理したうえで、スキンケアの見直し・ベースメイクのテクニック・アイメイクの工夫まで、今日からすぐ実践できる7つの対策をたっぷりご紹介します。自分の肌質に合った方法を見つけて、メイクに自信を持てる毎日を目指しましょう。

化粧崩れが起きる3つの原因を知ろう

「塗り方が下手なのかも」と自分を責めてしまいがちですが、化粧崩れはテクニックだけの問題ではありません。まずは原因を正しく理解することが、効果的な対策への第一歩です。

原因① 皮脂の過剰分泌

化粧崩れの原因として多く挙げられるのが、皮脂腺(ひしせん)から分泌される「皮脂」の過剰分泌です。皮脂が肌の表面にあふれ出すことで、ファンデーションが浮き上がったりヨレたりします。

特に、額・鼻・あごを結ぶ「Tゾーン」は皮脂腺が密集しているため、テカリが出やすく崩れやすいエリアとして知られています。気温が上がる夏場や、長時間着用していたマスクを外したあとなどは、皮脂が特に分泌されやすくなるとされているため注意が必要です。

原因② 汗による流れ・にじみ

汗をかく場面で起こりやすいのが、汗による化粧崩れです。特にアイラインやマスカラが流れてしまう「パンダ目」は、汗が主な原因のひとつとされています。

夏場や運動後だけでなく、緊張したときや暑い室内でも起こりやすいため、汗対策はオールシーズン意識したいポイントです。普段あまり汗をかかないと感じている方も、空調の効いた室内と屋外を行き来するシーンなどで気づかないうちに汗をかいていることがあります。アイメイクの崩れが気になる方は、まず汗の影響を疑ってみることをおすすめします。

原因③ 乾燥による粉浮き・ひび割れ

「私は皮脂が多いから乾燥は関係ない」と思っている方も要注意です。肌が乾燥すると、水分を補おうとして逆に皮脂分泌が増えることがあるとされています。この状態は「インナードライ肌」と呼ばれ、Tゾーンはテカるのに頬はカサカサという複合的な崩れ方をするのが特徴です。

朝しっかりスキンケアをしても数時間後にファンデーションが粉を吹いたように見える場合は、スキンケアアイテムの保湿力が自分の肌に合っていない可能性があります。3つの原因のうち、どれが自分に当てはまるかを把握することが、対策を選ぶうえでの大切な前提知識になります。

スキンケアの見直しで土台を整える

どんなに優秀なファンデーションを使っても、肌の土台が整っていなければ崩れやすい状態は変わりません。メイクの持ちは、ベースとなるスキンケアの質に大きく左右されます。以下の3つのポイントを意識して、スキンケアルーティンを見直してみましょう。

対策① 化粧水はたっぷり・丁寧に重ねる

洗顔後はできるだけ早く化粧水をつけ、肌がしっとりと潤うまで丁寧になじませることが大切です。手のひらで顔全体を包むように押さえ込むと、角質層(かくしつそう:肌の一番外側の層)まで水分が届きやすくなるとされています。

乾燥が気になる方には、コットンに化粧水をたっぷり含ませて肌に置く「コットンパック」も取り入れてみてください。特に目元・口元・頬など乾燥しやすいパーツに集中的に行うことで、日中の粉浮きを軽減しやすくなることが期待できます。

化粧水を2〜3回に分けて重ね付けする「重ね付け法」も、保湿力を高めるうえで有効とされています。1回でたっぷり塗るよりも、少量ずつ丁寧に重ねるほうが角質層へのなじみが良くなりやすい点もポイントです。

対策② 乳液を省かない

「化粧水だけでいい」と乳液を省いている方もいますが、これが化粧崩れの一因になっていることがあります。乳液には、化粧水で補った水分を肌に閉じ込め、長時間潤いをキープするはたらきが期待できます。また、肌をふっくらとさせることでベースメイクのノリにも良い影響が見込めます。

「時間がない」という方も、少量でいいので化粧水のあとに必ずセットで使うことを習慣にしてみましょう。乳液が重く感じる方は、さっぱりとしたテクスチャーの軽めのタイプや、化粧水と乳液の機能を兼ね備えたオールインワンタイプから始めるのもひとつの方法です。

対策③ スキンケア後は5〜10分待ってからメイクを始める

スキンケアが完全になじむ前にファンデーションを塗り始めると、スキンケアの成分とファンデーションが混ざり合ってヨレや崩れの原因になることがあります。スキンケア後は最低でも5〜10分の「なじませ時間」を確保してからベースメイクに移りましょう。

待っている間にヘアスタイリングや着替えをするなど、ルーティンに組み込むと無理なく実践できます。この一手間が、メイクの仕上がりとキープ力を大きく左右することがあります。スキンケア直後に肌を触ったときにしっとりしつつもべたつかない状態になっていれば、メイクを始める目安のひとつになります。

ベースメイクのテクニックで崩れを防ぐ

スキンケアで土台を整えたら、次はメイクの工程でできる対策です。ここでは、多くのメイクアップアーティストが実践しているといわれる2つのテクニックをご紹介します。

対策④ ファンデーションは薄く・均一に塗る

ファンデーションがヨレやすい方に多いのが「塗りすぎ」の問題です。厚く塗ることでカバー力は上がりますが、その分崩れやすくもなります。ファンデーションはなるべく薄く均一に伸ばし、シミやクマなど気になる部分はコンシーラーで部分的にカバーするのが、崩れにくく自然な仕上がりを目指すうえでのポイントです。

スポンジを使う場合は、スタンプを押すような「トントン」とした動作でのせると、余分なファンデーションが付きにくく均一に仕上がりやすくなります。ブラシを使う場合は、生え際や小鼻のわきなど細かい部分も丁寧になじませることで、密着度が上がることが期待できます。

また、下地(プライマー)を活用することも崩れ防止に有効です。化粧下地には毛穴をカバーするタイプや皮脂吸着タイプなどさまざまな種類があります。自分の肌の悩みに合わせた下地を選ぶことで、ファンデーションの密着度や持続力がさらに高まることが期待できます。

対策⑤ ファンデーションの前にパウダーを薄くはたく「逆仕込みテクニック」

メイクアップアーティストの間で実践されているといわれるのが、「ファンデーションを塗る前にフェイスパウダーを薄くはたく」という方法です。先にパウダーで肌をサラサラに整えることで、その上に乗せるファンデーションが密着しやすくなり、メイクの持続時間が長くなると期待されています。

従来の「仕上げにパウダー」という順番とは逆のアプローチなので「本当に?」と思う方もいるかもしれませんが、特にTゾーンのテカリが気になる脂性肌タイプの方には試してみる価値があるテクニックです。

また、メイクが完成したあとに仕上げとして化粧崩れ防止スプレーをふんわり全体に吹きかけることで、肌とメイクの密着感をさらに高めることも期待できます。保湿成分入りのミストタイプを選ぶと、乾燥による崩れ対策も同時に行えるのでおすすめです。スプレーは顔から20〜30cm程度離して使うと、ムラなく均一に仕上がりやすくなります。

汗・皮脂の「日中直し」を正しく行う

いくら朝のメイクを丁寧に仕上げても、日中の過ごし方によってはどうしても崩れが生じてしまうことがあります。そんなときに重要になるのが、正しい「お直し」の方法です。間違ったお直しを続けると、崩れがむしろひどくなってしまうことがあるため、手順をしっかり押さえておきましょう。

ティッシュオフ→パウダーの順番を守る

テカリを感じたからといって、すぐにパウダーをはたいていませんか?これを繰り返すと厚塗り感が増し、崩れがさらに悪化することがあります。お直しの際はまず、ティッシュを1枚顔に軽く押し当てて余分な皮脂をオフしてから、パウダーをはたくのが正解です。ティッシュは強くこすらず、やさしく「押さえる」ように使うのがポイントです。

外出先でのお直しには、皮脂吸着成分を配合したあぶらとり紙や、メイクを薄くなじませながら崩れを整えるクッションファンデーションタイプのお直しアイテムも便利です。ポーチにひとつ忍ばせておくと、日中のメイクキープに役立ちます。

顔用コントロールアイテムを活用する

汗による崩れが特に気になる方には、顔専用の皮脂コントロール化粧品の使用も選択肢のひとつです。スプレータイプやジェルタイプがあり、メイクの上から使えるものも多く展開されています。ボディ用の制汗剤を顔に使うのは肌への刺激が強く肌荒れを招く可能性があるため、必ず「顔用」と表記されたものを選ぶようにしましょう。

また、Tゾーンの皮脂テカリが気になる方には、収れん化粧水(しゅうれんけしょうすい:毛穴を引き締め、皮脂分泌を穏やかに整えるはたらきが期待できる化粧水)をスキンケアステップに取り入れるのも有効とされています。持ち歩き用のオイルコントロールフィルムをポーチに入れておくと、外出先でのこまめなケアにも役立ちます。

アイメイクの崩れは「正しい順番」と「下地」で防ぐ

顔全体のメイクに気を使っていても、アイメイクだけが崩れてしまうと全体の印象が大きく変わってしまいます。実は、アイメイクには「正しい手順」があり、それを守るだけで崩れにくさが格段に向上することが期待できます。

アイメイクの正しい順番

アイシャドウやアイラインを引いた後にビューラーを使っている方も多いですが、これは崩れの原因になりやすい手順です。先にアイメイクをすませてからビューラーでまつ毛を挟むと、せっかく仕上げたメイクがよれたり落ちたりしやすくなってしまいます。

正しい順番は以下のとおりです。

  1. アイシャドウベースを薄く伸ばす
  2. ビューラーでまつ毛を根元からしっかりカールさせる
  3. アイシャドウをのせる
  4. アイラインを引く
  5. マスカラを塗る

この順番で仕上げることで、各アイテムが互いに干渉しにくくなり、崩れにくい仕上がりが期待できます。特にステップ1のアイシャドウベースを省いている方は、ぜひ取り入れてみてください。まぶた全体に薄く伸ばすだけで、その後のメイクのノリと持ちが変わってくることが期待できます。

アイシャドウベースで発色と持ちをアップ

まぶたは皮脂が出やすく、アイシャドウがヨレやすいパーツのひとつです。アイシャドウを塗る前にアイシャドウベース(プライマー)を薄く伸ばしておくことで、発色がアップするだけでなく、日中の崩れにくさも向上することが期待できます。

特に夏場やまぶたに皮脂が多い方には、積極的に取り入れてほしいアイテムです。アイシャドウベースは少量で十分なので、まぶた全体に薄く均一に伸ばし、指でなじませてから次のステップに進みましょう。

ウォータープルーフコスメを選ぶ

汗や涙でのパンダ目が悩みの方は、マスカラやアイラインをウォータープルーフタイプに切り替えることをおすすめします。ウォータープルーフタイプは水や汗に対する耐久性が高く、にじみにくいとされています。

ただし、ウォータープルーフタイプは通常のクレンジングでは落ちにくい場合があります。専用のポイントメイクリムーバーを使って丁寧にオフする習慣もあわせて取り入れ、肌への負担を最小限に抑えましょう。リムーバーをコットンに含ませてまぶたに数秒押し当ててからやさしくふき取ると、こすらずにオフしやすくなります。

まとめ|化粧崩れ対策は「原因の把握」から始めよう

化粧崩れを防ぐためには、スキンケアの丁寧さ・ベースメイクの塗り方・アイテム選び・メイクの順番、これらがすべて連携して機能することが大切です。「皮脂が多いから崩れやすい体質」「汗をかくから仕方ない」と諦めていた方も、今回ご紹介した7つの対策をひとつずつ取り入れてみることで、メイクのキープ力が変わってくることが期待できます。

大切なのは、自分の肌質と崩れのパターンを正しく把握すること。その原因に合わせた対策を選ぶことで、効果を実感しやすくなります。今日からできることをひとつ試してみるだけでも、明日のメイクの仕上がりに変化が生まれるかもしれません。

朝のメイクを夜まで美しくキープできる毎日を、ぜひ目指してみてください。

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著者

MIKA

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美容業界での勤務経験を活かし、美容ライターとして活動。スキンケア、エイジングケア、化粧品成分のリサーチを専門とし、美容メディアや企業オウンドメディアへの寄稿実績を持つ。美容情報の正確性と実用性を重視し、読者目線で役立つコンテンツ制作を心掛けている。