大人可愛いとろみヘアスタイル完全ガイド|種類・作り方・カラー選びまで解説

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監修者:YOSHIE

美容師として10年以上の経験を持ち、カット、カラー、パーマなど幅広い施術を担当。髪質や骨格に合わせたスタイル提案を得意とし、多くの顧客のヘアデザインをサポートしてきた。現在は美容関連メディアの監修者として、ヘアケアやヘアスタイルに関する専門情報の監修を行っている。

ヘアカタログや美容室のメニュー表で、最近よく見かけるようになった「とろみヘア」というキーワード。ふんわりとろけるような質感、自然なのにどこかおしゃれな抜け感……そんなスタイルに心を惹かれる方も多いのではないでしょうか。

とろみヘアスタイルは、強すぎないゆるカールとエアリーな動きが特徴で、大人の女性らしさをさりげなく引き立てるスタイルです。髪型だけでなくカラー選びとの組み合わせによって、甘さとクールさのバランスを自由に調整できるのも魅力のひとつ。

今回は、とろみヘアスタイルの基本的な特徴から、レングス別のヘアカタログ、セルフスタイリングのコツ、おすすめのヘアカラーまで、幅広くご紹介します。ぜひ自分らしいとろみヘアを見つけるヒントにしてみてください。

目次

とろみヘアスタイルとは?その特徴と人気の理由

とろみヘアの定義と質感の魅力

「とろみヘア」とは、まるでとろりとした素材が流れ落ちるような、やわらかでなめらかな質感を意識したヘアスタイルのことです。強くタイトに巻いたカールとは真逆のアプローチで、ゆるやかなウェーブや自然なエアリー感によって、全体をふんわりと軽やかに見せるのが特徴です。

ヘアカタログなどでよく見かける「ゆるふわ」とも似ていますが、とろみヘアはそれよりも「なめらかさ」と「しなやかさ」に重点を置いているのがポイント。毛流れが美しく見えるよう計算されたスタイルで、横顔や後ろ姿まで綺麗に仕上がるのが人気を集める理由のひとつといえるでしょう。

また、トレンドに左右されにくいナチュラルな洗練感があるため、シーズンを超えて長く楽しめるのも嬉しいところ。一度スタイリングのコツをつかめば、デイリーにも特別な日にも使いやすいヘアスタイルです。

とろみヘアが支持される4つの理由

とろみヘアがここまで広く支持されるのには、明確な理由があります。

①ナチュラルなのに垢抜けた印象になれる

過度に頑張っている感がなく、それでいてしっかりおしゃれに見える「こなれ感」は、今の時代の美容トレンドにぴったりフィット。自然体でいながらも、きちんと女性らしい印象をキープできます。

②顔まわりの印象アップに期待できる

ふんわりとした毛流れが顔まわりを自然に包み込むため、輪郭をやわらかくカバーしやすくなります。フェイスラインが気になる方にも取り入れやすいスタイルとして人気を集めています。

③甘すぎず大人っぽさもキープできる

かわいらしさだけでなく、上品さや色気もバランスよく演出できるため、20代から40代まで幅広い年代から支持されています。甘さとクールさを自分好みに調整しやすいのも魅力のひとつです。

④スタイリングのアレンジがしやすい

ベースとなるとろみ感さえ出ていれば、アップスタイルにもハーフアップにも応用しやすく、ヘアアレンジの幅が広がります。時短でおしゃれに見せたい忙しい日にも重宝するスタイルです。

レングス別|とろみヘアスタイルのヘアカタログ7選

ショート〜ショートボブのとろみヘア

アンニュイな外ハネショートボブ

ショートボブにとろみ感を取り入れるなら、毛先の外ハネが効果的です。内側はストレートかゆるく内に入れたまま、毛先だけを自然に外側へカールさせると、動きと軽さが生まれてアンニュイなニュアンスに仕上がります。

首元がすっきり見えるため、大人っぽさも自然にプラスされます。ヘアオイルを毛先になじませてツヤをのせると、とろみ感がより引き立ちます。スタイリング剤は軽めのテクスチャーのオイルを耳下からなじませるのがポイントです。

小顔見えを叶えるふんわりショート

全体に軽やかな丸みをつけたショートスタイルは、顔まわりをやさしく包んでくれるため、フェイスラインをやわらかく見せる効果が期待できます。頑張りすぎないナチュラル感が、抜け感のあるおしゃれ印象をつくり出してくれます。

スタイリングはバームやオイルをなじませてからドライヤーで軽く整えるだけでOK。ブローの際に手ぐしで毛流れを整えながら乾かすと、よりふんわりとした丸みが出やすくなります。

切りっぱなしボブにワンカールで柔らかさをプラス

クールな印象が強い切りっぱなしボブも、毛先をワンカールするだけでとろみ感が生まれます。自然な外ハネやゆるい内巻きを加えると、今っぽい抜け感と愛らしさが両立します。後ろ姿まで計算されたシルエットになるのも魅力です。

ポイントは毛先だけにしっかりカールをつけること。根元や中間は動かさず、毛先のみにアクセントを加えることで、切りっぱなしらしいすっきり感を残したまま柔らかさをプラスできます。

ミディアム〜ボブのとろみヘア

上品見えする内巻きボブ

王道スタイルでありながら、とろみ感を取り入れやすいのが内巻きボブです。毛先を内側にカールさせると、頭頂部からあごにかけて菱形に見えるシルエット(いわゆるひし形シルエット)が自然に生まれ、顔まわりがすっきりと引き締まって見えるとされています。

コテで毛先を1回転〜1.5回転内巻きにしたあと、手ぐしでほぐして仕上げると、きつすぎない自然なとろみ感に。スタイリング剤はミルクタイプが柔らかな質感をつくりやすくおすすめです。

色気を引き出すミディアムボブ

ゆるやかなカールを全体に散らしたミディアムボブは、ほどよいボリューム感と動きが女性らしさを引き立てます。気取らない色っぽさが自然に漂うスタイルで、大人可愛い印象を目指したい方にも取り入れやすいレングスです。

タイトすぎないゆるめのカールが、とろみ感のポイントになります。カールの強さは全体を同じにせず、顔まわりをやや強め・毛先をゆるめにするとより立体的で自然な仕上がりになります。

ロングのとろみヘア

ふんわり揺れるエアリーロング

ロングヘアでとろみ感を演出するなら、空気を含んだようなふんわりしたカールが鍵です。エアリーパーマ(空気感のある軽いパーマ)を取り入れると、毎日のスタイリングが格段に楽になります。

コテでセットする場合は、32mm〜38mmの太めのコテを使い、ゆるく巻くのがコツ。巻き終わったら手ぐしで優しくほぐし、軽めのヘアオイルをなじませると透明感のある仕上がりになります。

透明感たっぷりのゆるカールロング

ラフなゆるカールを全体にまとったロングヘアは、こなれ感と透明感を同時に演出できます。暗髪でも重たく見えにくく、髪の流れが美しく見えるため、オフィスシーンでも浮きにくいスタイルとして働く女性からも人気を集めています。

カールの方向を内外ミックスにすると、より自然な動きが生まれてとろみ感がアップします。ロングならではのボリュームを活かしながら、軽さと動きを意識してスタイリングしてみてください。

セルフでとろみ感を再現するスタイリングのコツ

道具選びと巻き方の基本

とろみヘアをセルフで作るために大切なのは、「太めのコテを使うこと」と「巻きすぎないこと」の2点です。

使用するコテは32mm〜38mm程度のものがおすすめ。細いコテで強く巻いてしまうと、タイトなカールになってしまい、とろみ特有のやわらかさが出にくくなります。

巻き方の手順は次の通りです。

  1. ドライ前にヘアオイルを軽くなじませる(摩擦と熱ダメージを軽減する効果が期待できます)
  2. 髪を上・中・下の3ブロックに分けてから巻き始める
  3. コテに毛束を挟んだら、ゆるめに1〜1.5回転させて10秒ほどキープ
  4. 全体を巻き終えたら、手ぐしで優しくほぐす(ブラシを使うとカールが崩れやすいので要注意)
  5. 仕上げにヘアオイルまたは軽めのバームを毛先中心になじませる

巻く方向は、顔まわりは顔から外側へ、その他は内外ミックスにするとより自然なとろみ感が生まれやすくなります。初めてのうちはすべて同じ方向でも十分きれいに仕上がるので、まずは基本の手順から試してみてください。

とろみ感をキープするスタイリング剤の選び方

仕上げのスタイリング剤は、とろみ感の出来栄えを大きく左右します。自分の髪質や仕上げたいイメージに合わせて選ぶことが大切です。

  • ヘアオイル:ツヤとしなやかさをプラスしたいときに。軽めのテクスチャーのものが毛先のベタつきを抑えつつ、仕上がりを自然に整えてくれます。
  • ヘアバター・バーム:ほどよい束感と柔らかい質感を出したいときに。手のひらに少量とって温めてからなじませると伸びやすくなります。
  • ミルクタイプのスタイリング剤:全体にふんわりした軽さを出したいときに向いています。カールを崩さず、やわらかな質感を持続させる効果が期待できます。

髪が細くやわらかい方はミルクタイプ、髪が硬めでボリュームが出やすい方はオイルやバームなど、髪質に合わせて使い分けるとより仕上がりが安定します。

パーマを活用してスタイリングを楽に

毎日コテでスタイリングする時間が取れない方には、パーマを取り入れるのも賢い選択肢のひとつです。

エアリーパーマやデジタルパーマを取り入れると、ドライヤーで乾かすだけで自然なとろみ感が再現しやすくなります。デジタルパーマとは専用の機器を使って熱でカールを定着させるパーマの一種で、持ちがよく乾いた状態でカールが出やすいのが特徴です。

美容室でスタイリストに「とろみ感が出るパーマ」とオーダーしてみてください。希望のレングスやカールの強さを伝えると、より理想に近いスタイルに仕上げてもらいやすくなります。

スタイリング前後のヘアケアも大切に

とろみ感を美しく見せるためには、スタイリングの技術だけでなく、ベースとなる髪の状態を整えることも重要です。

ダメージが蓄積した髪はパサつきやすく、せっかくのとろみ感が出にくくなることがあります。週に1〜2回のトリートメントや洗い流さないアウトバストリートメントを取り入れることで、髪のしなやかさとツヤを保ちやすくなります。

また、熱を使うスタイリングの前には必ずヒートプロテクト効果が期待できるミストやオイルを使うなど、熱ダメージへの対策も習慣化しておくとよいでしょう。健康的な髪のコンディションが、とろみ感のクオリティに直結します。

とろみ感を引き立てるおすすめヘアカラー5選

グレージュ|外国人風の透明感を演出したい方に

グレージュ(グレーとベージュを掛け合わせたカラー)は、赤みを抑えたクールな透明感が特徴です。日本人の髪に多いとされる赤みや黄みをやわらげてくれるため、外国人風のくすみ感ある透け髪に近づけるカラーとして人気を集めています。

ゆるいカールとの相性が良く、全体がナチュラルなのに垢抜けた印象に仕上がります。はじめてカラーに挑戦する方にもトライしやすいカラーです。ブリーチなしでも取り入れやすいので、髪へのダメージが気になる方にも向いています。

ピンクベージュ|愛されフェミニン感を出したい方に

柔らかなピンクとベージュが混ざり合ったピンクベージュは、女性らしい甘さと肌なじみの良さが魅力。ブリーチなしでも取り入れやすいカラーで、トーンを抑えたナチュラルな発色がとろみヘアのやわらかさと好相性です。

カールを加えることで甘さが引き立ち、より一層ふんわりとした愛されヘアに仕上がります。オフィスでも浮きにくいため、普段使いしやすいカラーとしても人気があります。

ミルキーベージュ|上品なやわらかさを求める方に

まろやかなミルキーベージュは、優しくナチュラルな雰囲気を演出したい方にぴったり。明るすぎず、でも重たくない絶妙なトーンが、大人の女性らしい上品さをキープしてくれます。

とろみヘアとの組み合わせで、やわらかさと清潔感を同時に演出できるため、オフィスシーンにも取り入れやすいカラーです。肌色を選ばず馴染みやすいカラーとしても知られており、幅広い年代から支持されています。

スモーキーグレージュ|今っぽいこなれ感を狙う方に

ほんのりくすみがかったスモーキーグレージュは、洗練されたおしゃれ感を演出したい方におすすめ。温かみの中にもクールさがあり、いわゆる「抜け感ヘア」との相性が良いカラーです。

ミディアムやロングのゆるカールスタイルに合わせると、こなれたヘアスタイルが完成します。光が当たったときの透け感も美しく、室内外どちらでも映えやすいのが魅力のひとつです。

ラベンダーアッシュ|透明感と女性らしさを兼ね備えたい方に

ほのかなパープルニュアンスが加わったラベンダーアッシュは、透明感と上品な女性らしさを両立できる注目カラーです。ブルーベースの方(いわゆるブルベ肌)との相性が特に良いとされており、肌をきれいに見せる効果が期待できます。

甘すぎず、でも女性らしい柔らかさをしっかりと演出できるため、大人可愛いイメージを目指したい方にぴったりです。褪色の過程でも柔らかなニュアンスが残りやすく、カラーの楽しみが長続きしやすい点も魅力といえるでしょう。

とろみヘアスタイルを長持ちさせるためのホームケア

シャンプー・トリートメントの選び方

とろみヘアを美しく保つには、日々のホームケアが大切です。まずはシャンプー選びから見直してみましょう。

洗浄力が強すぎるシャンプーは、髪に必要な水分や油分まで洗い流してしまう場合があります。アミノ酸系洗浄成分を配合したマイルドなシャンプーは、髪への刺激を抑えながら汚れを落とせるとされており、ダメージが気になる方に向いているとされています。

トリートメントはシャンプー後の水気をやさしくタオルオフしてから使うと、成分が浸透しやすくなるといわれています。髪が絡まった状態では引っ張りによるダメージにつながることがあるため、コームで丁寧にとかしてから使うのがおすすめです。

ドライヤーの使い方でツヤと柔らかさをキープ

ドライヤーの使い方ひとつで、仕上がりのツヤや柔らかさが大きく変わります。洗髪後はなるべく早くドライヤーで乾かすことが、髪のダメージ軽減につながるとされています。

乾かし方のポイントは、まず根元から乾かし、最後に毛先を仕上げること。根元が湿ったまま毛先を集中的に乾かしてしまうと、オーバードライになりやすいため注意しましょう。

仕上げは冷風を当ててキューティクルを引き締めると、ツヤが出やすくなるとされています。アウトバストリートメントをなじませてから乾かすと、よりしなやかで柔らかな質感に仕上がりやすくなります。

就寝時のケアで翌朝のスタイリングを楽に

とろみヘアを翌朝きれいな状態でキープするためには、就寝時のケアも見逃せないポイントです。

枕カバーを摩擦の少ないシルクやサテン素材にするだけで、寝ている間の髪の絡まりやパサつきを軽減できるとされています。また、髪を緩くまとめてから就寝すると、寝癖がつきにくく翌朝のスタイリングが楽になります。

就寝前にアウトバストリートメントやナイトオイルを毛先を中心に少量なじませておくのもおすすめ。翌朝、髪が柔らかくしなやかな状態を保ちやすくなり、スタイリングのベースが整いやすくなります。

まとめ

とろみヘアスタイルは、やわらかな質感・自然な抜け感・上品な女性らしさを一度に叶えられる、今の時代にぴったりのヘアスタイルです。

ショートからロングまでレングスを問わず取り入れられるのも嬉しいポイント。スタイリングのコツは「ゆるく巻いてしっかりほぐす」こと、そして仕上げのスタイリング剤でしなやかさとツヤをプラスすることです。

グレージュやミルキーベージュなどとろみ感と相性の良いカラーをプラスすることで、髪全体の透明感もぐっとアップします。日々のホームケアも取り入れながら、自分のライフスタイルや顔型に合ったとろみヘアを見つけて、旬の愛されスタイルをぜひ楽しんでみてください。

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著者

MIKA

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美容業界での勤務経験を活かし、美容ライターとして活動。スキンケア、エイジングケア、化粧品成分のリサーチを専門とし、美容メディアや企業オウンドメディアへの寄稿実績を持つ。美容情報の正確性と実用性を重視し、読者目線で役立つコンテンツ制作を心掛けている。