甘酒の美容効果5選|米麹・酒粕の違いや効果的な飲み方を徹底解説

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監修者:ASAMI

スキンケアや美容習慣に関する専門知識を持つ美容アドバイザー。化粧品成分や肌の基礎知識に精通し、読者が安心して情報を活用できるよう、美容メディアにおける記事監修を担当。専門性と分かりやすさの両立を重視した情報提供を行っている。

「飲む点滴」という言葉を聞いたことがありますか?それが、甘酒です。ビタミンB群・アミノ酸・オリゴ糖など、美容と健康に欠かせない栄養素をたっぷり含む甘酒は、江戸時代から日本人に親しまれてきた伝統的な飲み物。近年は芸能人や美容家のあいだでもその美容効果が注目され、ふたたびブームが訪れています。お正月だけの飲み物と思っていたら、もったいない!この記事では、甘酒の種類と違い、美容・ダイエットへの効果、そして目的別の効果的な飲み方まで、詳しくご紹介します。毎日の美容習慣に、ぜひ取り入れてみてください。

甘酒には2種類ある|米麹と酒粕の違いを知ろう

甘酒と聞いて、なんとなく「甘い飲み物」とイメージする方は多いと思いますが、実は甘酒には大きく分けて2種類あります。それぞれ原材料も成分も異なり、美容・健康への効果にも違いがあります。まずはそれぞれの特徴を知ることが、自分に合った甘酒を選ぶ第一歩です。

酒粕から作られる甘酒

スーパーや市販品に多いのが、酒粕ベースの甘酒です。日本酒を作るときに残る酒粕を水で溶かし、砂糖を加えて甘みをつけたものです。香りが豊かで、冬にホットで飲むイメージがあるのはこちらのタイプが多いでしょう。

ただし、酒粕を使っているためアルコールが含まれています。妊娠中の方・授乳中の方・お子さん・アルコールに弱い方は飲用を控える必要があります。また、砂糖が多く含まれているため、ダイエット目的や美容目的には少し不向きな面もあります。飲み過ぎには注意が必要です。

米麹から作られる甘酒

一方、美容やダイエット目的でよくすすめられるのが、米麹から作られた甘酒です。蒸したお米に米麹を加えて発酵させたもので、お米のデンプンが麹菌の酵素によって糖分(ブドウ糖)に変わるため、砂糖を一切加えなくても自然な甘さが生まれます。

アルコールを含まないため、妊娠中の方やお子さんも飲みやすく、ノンアルコール派の方にも安心です。点滴と同等の栄養組成と言われるビタミンB群・必須アミノ酸・オリゴ糖・ブドウ糖などが豊富に含まれており、「飲む点滴」と呼ばれるのはこちらの甘酒です。

美容・健康効果を期待して甘酒を選ぶなら、米麹由来のノンアルコール甘酒を選ぶことが大切なポイントです。

甘酒の美容効果5選|肌・髪・腸内環境まで全身に働きかける

甘酒が「飲む美容液」とも呼ばれるほど注目される理由は、その豊富な栄養素にあります。美肌・美髪・便秘解消・疲労回復・ダイエット補助と、女性にうれしい効果が期待できます。それぞれ詳しく見ていきましょう。

① 美肌効果

甘酒にはビタミンB2・B6などのビタミンB群が豊富に含まれており、肌のターンオーバー(新陳代謝)を促す働きがあるとされています。ターンオーバーが整うと、くすみが取れてハリとツヤのある肌に近づきやすくなります。

また、米麹甘酒に含まれる必須アミノ酸は、コラーゲン合成のサポートや肌の保湿維持に役立つとされています。さらに、麹菌が作り出すビオチン(ビタミンB7)は、肌の水分バリア機能をサポートするとも言われています。メラニン色素の生成を穏やかに抑える働きも期待されており、シミ・そばかす・くすみが気になる方にも注目されている成分です。

毎日コツコツ続けることで、内側から輝くような肌質へのアプローチが期待できますよ。

② 便秘の予防・腸内環境の改善

甘酒にはオリゴ糖食物繊維が含まれており、腸内の善玉菌のエサになることで腸内環境を整える効果が期待できます。善玉菌が増えると腸の蠕動運動(ぜんどううんどう:腸が食べ物を送り出す動き)が活発になり、便秘の予防や改善につながりやすくなります。

腸内環境が整うと、老廃物が体外に排出されやすくなるため、肌荒れや体のだるさの軽減にもつながることがあるとされています。米麹由来の甘酒はノンアルコールのため、妊娠中のデリケートな時期の便秘対策としても活用しやすいと言われています(体調によっては医師への相談を)。

③ 美髪効果

美肌だけでなく、髪の美しさにも甘酒が役立つとされています。髪の毛の主成分はケラチンというたんぱく質ですが、甘酒に含まれるビオチンやアミノ酸は、このたんぱく質の合成をサポートする働きがあるとされています。

栄養が行き届いた髪は、ツヤ・ハリ・しなやかさが増しやすくなるとされており、「甘酒を飲み始めてから髪がまとまりやすくなった」という声も聞かれます。スタイリング剤や外側のケアと合わせて、内側からの美髪アプローチとして取り入れてみてはいかがでしょうか。

④ 疲労回復・栄養補給

江戸時代、甘酒は夏バテ対策として庶民に親しまれ、「甘酒売り」が街を歩き回っていたほど人気の飲み物でした。現代でも、疲れを感じるときや食欲がないときに甘酒を活用するのはとても理にかなっています。

甘酒に含まれるブドウ糖は消化・吸収が速く、素早いエネルギー補給に役立ちます。ビタミンB群は糖質・脂質・たんぱく質の代謝を助け、疲労感の軽減が期待できるとされています。また、必須アミノ酸も含まれているため、体を内側からサポートしたいときにぴったりの飲み物です。

⑤ ダイエットサポート効果

「甘酒は甘いからカロリーが高そう」と思われがちですが、米麹由来の甘酒は砂糖不使用のものが多く、比較的カロリーを抑えながら栄養補給ができます。食前に少量飲むことで満腹感を得やすくなるとされており、食べすぎを緩やかに防ぐ効果が期待できます。

さらに注目したいのが、甘酒に含まれるGABA(ギャバ)という成分です。GABAはリラックス効果があるとされており、ダイエット中のイライラや、生理前のストレスをやわらげる助けになるとも言われています。「甘いものが食べたい!」という衝動が出た瞬間に甘酒を飲むと、穏やかに気持ちを落ち着かせながら甘みを楽しめるのでおすすめです。

目的別・甘酒の効果的な飲み方|タイミングと量のコツ

甘酒は飲むタイミングや量によって、その効果をより引き出しやすくなると言われています。ここでは、美肌・ダイエット・便秘解消という3つの目的別に、おすすめの飲み方を詳しくご紹介します。

美肌目的:朝と夜に少量ずつ

美肌を目指すなら、朝と夜の2回に分けて少量ずつ飲むのがおすすめです。腸内の善玉菌は毎日コツコツとケアすることで増えやすくなり、腸内環境が整うことで老廃物が排出されやすくなります。その結果として、肌のくすみが取れたり、ハリやツヤが出やすくなったりすることが期待できます。

目安量は1日100〜200ml程度を目安に。飲みすぎは糖分の過剰摂取につながることもあるため、適量を守って続けることが大切です。温かくしても冷やしても飲めるので、季節や体調に合わせてアレンジしてみてください。

ダイエット目的:夕食前に飲む

ダイエットをサポートしたい方には、夕食の15〜30分前に甘酒を飲む方法がおすすめです。先に甘酒で軽くお腹を満たすことで、夕食の食べすぎを防ぎやすくなるとされています。

1日の中で食事量をコントロールしやすいのが夕食のタイミングのため、このタイミングに取り入れると習慣化しやすいでしょう。甘酒はGI値(血糖値の上昇スピードを示す指数)が比較的穏やかなため、急激な血糖値の上昇を避けながら甘みを楽しめるのもポイントです。

また、甘酒のビタミンB群は代謝を助ける働きがあるとされており、食事から摂った栄養をエネルギーに変えるサポートも期待できます。

便秘解消目的:毎朝同じ時間に飲む

便秘の改善を目的とする場合は、毎朝決まった時間に飲む習慣をつけることが効果的とされています。朝起きてすぐに甘酒を飲むことで消化活動が刺激され、腸の動きが活発になりやすくなると言われています。

腸は「習慣の臓器」とも言われ、毎日同じリズムで働きかけることで排便リズムが整いやすくなります。便秘がちな方は、朝の甘酒をルーティンにしてみてください。温かい甘酒を朝の1杯として取り入れると、体も心もやさしくスタートできますよ。

甘酒を選ぶときのポイント|成分表示のチェック方法

甘酒の効果を最大限に引き出すためには、商品選びも重要なポイントです。ドラッグストアやスーパー、ネット通販にさまざまな甘酒が並んでいますが、パッケージの裏面をしっかり確認する習慣をつけましょう。

チェックすべきポイントは3つです。

まず①原材料を確認しましょう。「米・米麹」のみ、もしくは「米麹・水」のみで作られているものが、砂糖不使用で栄養価が高い甘酒です。原材料欄に「砂糖」「果糖ぶどう糖液糖」などが含まれている場合は、酒粕ベースか、砂糖が添加されているものの可能性があります。

次に②アルコール分の有無を確認します。酒粕から作られた甘酒にはアルコールが含まれているため、妊娠中・授乳中の方やお子さんが飲む場合は必ず「ノンアルコール」表示のものを選びましょう。

最後に③無添加・無加糖表示を目安にすることも大切です。「砂糖不使用」「無添加」と書かれた米麹甘酒は、余分な成分が少なくシンプルな原材料でできているため、毎日の健康習慣として取り入れやすいでしょう。

ストレートタイプ・濃縮タイプ・粉末タイプなど形状も様々ですが、まずは飲みやすいストレートタイプから試してみるのがおすすめですよ。

まとめ

「飲む点滴」と称されるだけあって、甘酒にはビタミンB群・必須アミノ酸・オリゴ糖・ブドウ糖・GABAなど、美容と健康を内側から整える栄養素がぎゅっと詰まっています。美肌・美髪・便秘改善・疲労回復・ダイエットサポートと、女性がうれしい効果が幅広く期待できます。選ぶなら米麹由来・砂糖不使用・ノンアルコールのものがおすすめ。飲むタイミングは目的に合わせて朝・食前・夜と工夫してみてください。毎日コツコツ続けることが、内側からあふれる美しさへの近道です。まずは1杯、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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著者

MIKA

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美容業界での勤務経験を活かし、美容ライターとして活動。スキンケア、エイジングケア、化粧品成分のリサーチを専門とし、美容メディアや企業オウンドメディアへの寄稿実績を持つ。美容情報の正確性と実用性を重視し、読者目線で役立つコンテンツ制作を心掛けている。