日焼け止めの正しい塗り方7つのポイント|効果を最大限に引き出すコツ

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監修者:ASAMI

スキンケアや美容習慣に関する専門知識を持つ美容アドバイザー。化粧品成分や肌の基礎知識に精通し、読者が安心して情報を活用できるよう、美容メディアにおける記事監修を担当。専門性と分かりやすさの両立を重視した情報提供を行っている。

紫外線対策に欠かせない日焼け止めですが、「なんとなく塗っているだけ」では十分な効果を得られていない可能性があります。実は、使用量・塗る順番・塗り直しのタイミングなど、日焼け止めには正しい使い方のルールがあります。

間違った使い方を続けると、シミやくすみ、肌荒れの原因につながることも。今回は日焼け止めの基礎知識から、効果を高める正しい塗り方のポイントを7つに絞ってご紹介します。毎日のUVケアをより賢く実践して、健やかな肌をキープしていきましょう。

日焼け止めを正しく選ぶために知っておきたいSPF・PAの意味

日焼け止めを効果的に使うには、まずパッケージに記載されている「SPF」と「PA」の意味を正確に理解することが大切です。数値や記号の意味を知ることで、シーンや肌質に合った商品を選べるようになります。

SPFとは何か

SPF(Sun Protection Factor=紫外線防御指数)とは、主にUV-B波という紫外線を防ぐ指標です。UV-B波は肌の表面に作用し、赤みや炎症(いわゆる「サンバーン」)を引き起こす原因とされています。

SPFの後に続く数字は「効果の持続時間の目安」を示しており、数値が高いほどUV-B波をより長い時間ブロックできるとされています。たとえばSPF50は、日焼けが起きるまでの時間を約50倍に引き延ばす目安といわれています。

ただし、数値が高いほど肌への負担も増える傾向があるため、シーンに応じた使い分けが重要です。「高い数値なら安心」と一律に選ぶのではなく、その日の行動や過ごす環境をふまえて選ぶ習慣をつけてみてください。

PAとは何か

PA(Protection Grade of UVA)は、UV-A波という紫外線を防ぐ効果の指標です。UV-A波は肌の奥深くまで届き、コラーゲンやエラスチンを傷つけてシミやシワ、たるみの一因になるとされています。

PAは「+」の数で効果のレベルが示されており、「PA+」「PA++」「PA+++」「PA++++」の4段階があります。「+」が多いほどUV-A波をブロックする力が高いとされています。日常使いであればPA++以上、屋外での活動が多い日はPA++++を目安に選ぶとよいでしょう。

SPF・PAの正しい選び方のポイント

日常の買い物や室内での過ごし方が中心であればSPF10〜20・PA++程度で十分なことが多いとされています。一方、屋外でのスポーツやレジャーではSPF50・PA++++のウォータープルーフタイプが頼りになります。

肌への負担を最小限に抑えるためにも、「高ければよい」ではなく「シーンに合ったものを選ぶ」という考え方を意識してみてください。また、敏感肌や乾燥肌の方は成分表示も併せて確認しながら、自分の肌に合うアイテムを見つけていきましょう。

ポイント①〜③:日焼け止めの使用量と塗り方の基本を見直そう

日焼け止めの効果を左右するのは、使用量・塗る順番・製品の鮮度です。意外と見落としがちなこの3つを正しく押さえることで、日々のUVケアの質が大きく変わります。

ポイント① 惜しまずたっぷり使うことが基本

日焼け止めの効果を引き出すうえで、使用量はとても重要です。少量を薄く伸ばすだけでは、製品本来のSPF・PA効果を十分に得られないとされています。

顔への使用量の目安は、クリームやローションタイプであれば「パール粒大を2個分(約0.5〜1g)」、乳液タイプは500円玉大が目安といわれています。塗り広げる際は、力を入れてこすらず、やさしく押さえるように肌になじませると、成分が均一に密着しやすくなります。

特に体への使用は量が不足しがちです。腕や脚など広い面積には、手のひら全体を使って丁寧に塗り込みましょう。「少し多いかな?」と感じるくらいの量を意識することが、適切な防御力を得るためのコツです。

ポイント② 顔への塗り方は保湿ケアの後が鉄則

顔に日焼け止めを塗るタイミングも、効果に大きく影響します。洗顔直後の乾燥した肌に日焼け止めをつけると、肌の水分が奪われやすくなる場合があります。

正しい順番は、洗顔 → 化粧水 → 美容液 → 乳液・クリームでしっかり保湿 → 日焼け止め → 下地 → ファンデーションです。スキンケアで肌を整えてから日焼け止めを使うことで、密着度も高まりやすくなります。

また塗り漏れが多いのは、目元・口元・鼻の周り・生え際・唇などです。これらの部位は特に意識して、2〜3回に分けて重ね塗りするのがおすすめです。1回で厚く塗ろうとするより、薄く均一に重ねるほうが仕上がりもきれいになります。

ポイント③ 古い日焼け止めは使わない

昨シーズンから残っている日焼け止めを「もったいないから」と使い続けるのは、あまりおすすめできません。日焼け止めに配合されている紫外線防止成分は、時間の経過とともに効果が低下することがあるとされています。

開封済みのものは製造日ではなく開封日を基準に、できれば1年以内に使い切るのが理想的です。また、高温多湿な場所での保管は品質劣化を早める原因になります。変色・異臭・分離が見られるものは潔く処分しましょう。

大容量の日焼け止めはコスパがよく見えても、使い切れなければ本末転倒です。ライフスタイルに合ったサイズを選ぶことが、結果的に肌を守ることにつながります。

ポイント④〜⑤:塗り直しと塗り残しゼロで防御力をキープする

日焼け止めは一度塗っただけで一日中効果が続くわけではありません。汗や皮脂、時間の経過によって効果は徐々に薄れていきます。継続的な防御力をキープするための2つのポイントを押さえましょう。

ポイント④ 2〜3時間おきに塗り直す習慣を

日焼け止めの効果は時間とともに低下します。汗をかいたり、タオルで顔を拭いたりすることで、さらに早く落ちてしまうこともあります。特にSPFの数値が低めの製品や、ウォータープルーフでないタイプは要注意です。

屋外にいる日は2〜3時間を目安に塗り直すことが、紫外線ダメージを抑えるうえで大切とされています。外出中の塗り直しにはスプレータイプやクッションタイプの日焼け止めが便利です。メイクの上からでもケアできる商品も多く販売されているため、ライフスタイルに合ったアイテムを取り入れてみてください。

水泳やアウトドアスポーツの際は、水に入るたびに塗り直すくらいの意識を持つと安心です。ポーチにひとつ携帯用をしのばせておく習慣が、UVケアを長続きさせるコツでもあります。

ポイント⑤ 塗り残しゼロを目指した丁寧な塗り方

顔への日焼け止めは「顔全体に塗った」つもりでも、実際には塗り残しがあるケースが多いとされています。特に見落としやすいのが以下の部位です。

  • 目元・目尻:目に入ることを恐れて避けてしまいがち
  • 小鼻の脇・鼻の下:凹凸があって塗りにくい
  • 唇の際・口元:口紅を塗るからと省略してしまうことも
  • こめかみ・生え際:髪の近くは塗りにくい
  • 首筋・耳の後ろ:顔だけに集中して忘れがち

これらのパーツは、日焼けすると顔全体との色ムラが目立ちやすく、シミの一因にもなりやすい箇所です。面倒でも、小さなブラシや指の腹を使って丁寧に塗り広げることをおすすめします。

塗り終えたら鏡で全体を確認する習慣をつけると、塗り残しを減らしやすくなります。洗面台に小さなメモを貼っておくなど、チェックを習慣化できる工夫を取り入れてみてください。

ポイント⑥〜⑦:シーン別の使い分けとしっかり落とす大切さ

日焼け止めを正しく使うためには、選び方と落とし方も同じくらい重要です。肌への負担を最小限に抑えながら紫外線から守るための、最後の2つのポイントをご紹介します。

ポイント⑥ シーン・季節に合わせて日焼け止めを使い分ける

「SPF50・PA++++の日焼け止めを毎日使えば安心」と思っている方もいるかもしれませんが、高スペックな日焼け止めを毎日使い続けることで、肌への負担が蓄積しやすくなることがあります。

シーン別の目安として以下を参考にしてみてください。

シーン SPFの目安 PAの目安
室内・近所への外出 SPF10〜20 PA++
日常の外出・通勤 SPF20〜30 PA++ 〜 +++
屋外での活動・観光 SPF30〜50 PA+++ 〜 ++++
スポーツ・海・プール SPF50〜50+ PA++++

肌が敏感な方や乾燥しやすい方は、紫外線吸収剤を使用しない「ノンケミカル(紫外線散乱剤のみ)」タイプを選ぶことで肌への刺激を抑えやすくなる場合があります。

季節の変わり目や春先など紫外線量が増えるタイミングから、使用する製品のスペックを見直すとよいでしょう。また、曇りの日や冬場でも紫外線は降り注いでいるため、一年を通じてUVケアを意識することが大切とされています。

ポイント⑦ 1日の終わりにはクレンジングでしっかり落とす

日焼け止めは肌を守ってくれる頼もしいアイテムですが、長時間つけたままにすることで肌への負担になることもあります。特に多くの製品に配合されている紫外線吸収剤(化学的に紫外線を吸収して熱に変換する成分)は、時間が経つと肌の上で酸化し、肌トラブルの一因になることがあるとされています。

1日の終わりには洗顔料だけでなく、クレンジング剤を使ってしっかりと落とすことが大切です。クレンジングはミルクやオイルなど、肌への負担が少ないタイプを選ぶとよいでしょう。

また、ウォータープルーフタイプや落ちにくいタイプを使った日は、クレンジングを念入りに行うことをおすすめします。ただし、強くこすると肌のバリア機能(外部刺激から肌を守る機能)を損なうことがあるため、たっぷりのクレンジング剤をなじませて、やさしく溶かし落とすのがポイントです。洗い流した後は、すぐに化粧水などで保湿を行い、肌のうるおいを補うことも忘れずに。

まとめ

日焼け止めは「なんとなく塗るもの」ではなく、正しい知識と使い方があってはじめてその効果を十分に発揮できるものです。今回ご紹介した7つのポイントをまとめると、以下のとおりです。

  1. たっぷり使う:顔はパール粒大2個分を目安に
  2. 保湿後に塗る:スキンケアの最後・メイクの前に
  3. 古いものは使わない:開封後1年以内を目安に
  4. 2〜3時間おきに塗り直す:汗や摩擦で効果は低下する
  5. 塗り残しをなくす:目元・耳・首など細部まで丁寧に
  6. シーン別に使い分ける:高スペックを毎日使う必要はない
  7. しっかりクレンジングで落とす:肌に残さないことも大切なケア

紫外線は季節を問わず降り注いでいるため、一年を通じて正しいケアを続けることが、シミ・シワ・くすみの予防につながるとされています。今日からさっそく、自分の日焼け止めの使い方を見直してみてください。小さな習慣の積み重ねが、将来の肌の美しさを守ることにつながります。

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著者

MIKA

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美容業界での勤務経験を活かし、美容ライターとして活動。スキンケア、エイジングケア、化粧品成分のリサーチを専門とし、美容メディアや企業オウンドメディアへの寄稿実績を持つ。美容情報の正確性と実用性を重視し、読者目線で役立つコンテンツ制作を心掛けている。