ヘアサロンで「軽さが欲しい」「トップにボリュームを出したい」とオーダーしたとき、美容師さんから提案されることがあるライジングカット。聞き慣れない言葉に「どんなカットなの?」と感じる方も多いのではないでしょうか。今回は、ライジングカットの意味や特徴、どんな髪質・スタイルに向いているのかをわかりやすく解説します。次回のサロン予約前にぜひチェックしてみてください。
ライジングカット(らいじんぐかっと)とは
ライジングカットとは、カットの際に毛束を頭皮から高い角度に引き上げて(リフトアップして)カットするヘアカット技法のことです。「ライジング(rising)」は英語で「上昇する」という意味を持ち、その名のとおり毛束を上方向へ引き出しながらハサミを入れるのが最大の特徴です。
通常のカットと比べて引き出し角度を強めに設定することで、毛先に自然な段差(グラデーション)が生まれます。その結果、髪全体にふんわりとした軽さと動きが加わり、立体的なシルエットを作りやすくなるとされています。特にトップにボリュームを出したいときや、髪に空気感・軽やかさを取り入れたいデザインに適したカット技法です。
詳しい説明
ライジングカットは、主にレイヤースタイル(段カット) との相性がよく、ショートからミディアムヘアのスタイルに多く取り入れられています。
施術では、まず毛束を頭皮に対して高い角度(90度以上になることも)に引き出します。この角度が大きいほど毛先が短くなり、全体にしっかりとした段差と軽さが生まれます。通常のカットでは毛束をあまり持ち上げずにカットするため重さが残りやすいのですが、ライジングカットでは高く引き出すことで自然な毛流れとふんわり感を両立させやすいのが魅力です。
また、ブロッキング(髪を区分けすること)ごとに引き出す角度を微妙に調整することで、トップにボリュームを集めたり、顔まわりを軽く見せたりとデザインのコントロールが可能です。担当の美容師さんの技術や経験によって仕上がりに差が出やすい技法でもあるため、カウンセリングでしっかりイメージを共有することが大切です。
効果・メリット
ライジングカットを取り入れることで、以下のような効果・メリットが期待できます。
① ふんわりとしたボリューム感
毛束を高い角度で引き出してカットするため、トップにボリュームが生まれやすく、ぺたんこヘアが気になる方にも向いているとされています。
② 軽さと空気感のある仕上がり
毛先に自然な段差がつくことで、髪全体に動きが生まれ、ナチュラルで柔らかい印象を演出しやすくなります。スタイリングをしなくてもまとまりやすい点も魅力のひとつです。
③ 立体的なシルエット
顔まわりや頭のフォルムに立体感が出るため、小顔見せや顔型カバーにもつながりやすいとされています。
④ 幅広いスタイルへの応用
ショートボブやレイヤーロングなど、さまざまなヘアスタイルに組み合わせることができ、デザインの自由度が高い技法です。
注意点・ポイント
ライジングカットは魅力的な技法ですが、いくつか注意しておきたいポイントもあります。
引き出し角度が強すぎると広がりやすくなることも
角度を上げすぎると毛先が軽くなりすぎ、湿気の多い日や、くせ毛の方は広がりやすくなる場合があります。髪質に合った角度設定が重要です。
髪質・骨格に合わせた調整が必要
細い髪・硬い髪・多い髪など、髪質によって仕上がりのバランスが変わります。また、頭の形や顔型によっても似合うフォルムは異なるため、美容師さんとのカウンセリングで髪の状態や骨格をしっかり伝えることが大切です。
ダメージヘアには注意
すでにダメージを受けて毛先が傷んでいる場合、さらに毛先が軽くなりすぎてパサつきが目立つことがあります。髪のコンディションを整えてからの施術を検討してみましょう。
スタイリング剤との組み合わせを意識して
軽さと動きが出る分、スタイリング剤の選び方でまとまり感が変わります。サロンでスタイリングのコツも教えてもらうと安心です。
まとめ
ライジングカットは、毛束を高い角度で引き出してカットすることで軽さ・動き・立体感を生み出す技法です。ふんわりシルエットや空気感ヘアを目指す方にぴったりな反面、髪質や骨格に合わせた調整が仕上がりを左右します。理想のスタイルを叶えるために、詳しくはサロンのスタイリストに気軽に相談してみてくださいね。
2026.06.11
カテゴリー
著者
MIKA
美容業界での勤務経験を活かし、美容ライターとして活動。スキンケア、エイジングケア、化粧品成分のリサーチを専門とし、美容メディアや企業オウンドメディアへの寄稿実績を持つ。美容情報の正確性と実用性を重視し、読者目線で役立つコンテンツ制作を心掛けている。
