トーンアップとは?ヘアカラーの明るさの仕組みや似合う色の選び方を解説

YOSHIE写真

監修者:YOSHIE

美容師として10年以上の経験を持ち、カット、カラー、パーマなど幅広い施術を担当。髪質や骨格に合わせたスタイル提案を得意とし、多くの顧客のヘアデザインをサポートしてきた。現在は美容関連メディアの監修者として、ヘアケアやヘアスタイルに関する専門情報の監修を行っている。

「トーンアップしてみたいけど、どういう意味か実はよくわからない…」そんなふうに感じたことはありませんか?ヘアカラーを楽しむうえで知っておきたい基本のキーワード、トーンアップについて仕組みからメリット・注意点まで丁寧に解説します。サロンでのカウンセリングがぐっとスムーズになりますよ。

トーンアップ(とーんあっぷ)とは

トーンアップとは、現在の髪色よりも明るいトーン(明度)に仕上げるヘアカラーの施術のことを指します。「トーン(tone)」は色の明るさや深みを表す言葉で、それを「アップ(up)」=引き上げるイメージです。

たとえば、黒に近いダークブラウンの髪を、明るいアッシュベージュや透け感のあるブラウンに変えるのもトーンアップのひとつ。ひとことで言えば「今より明るい髪色にする」施術全般を指し、ヘアカラー初心者の方にとっても身近なメニューです。美容室でスタイリストさんに「少し明るくしたい」と伝えると、このトーンアップの話に自然とつながっていきます。

詳しい説明

美容室では髪の明るさを「レベル(level)」という数字で管理しています。一般的に1〜20前後の段階で表され、数字が小さいほど暗く、大きいほど明るい髪色を意味します。たとえば、自然な黒髪は1〜4レベル程度、明るいベージュやアッシュは12〜14レベルに相当します。

トーンアップとは、このレベルの数値を現在より引き上げることです。たとえば6レベルのダークブラウンを10レベルのライトブラウンに変えると、「4トーンアップ」と表現されることもあります。

明るくする手段としては、主に以下の2パターンがあります。

  • ブリーチ(bleach)なしのカラー剤だけで明るくする方法:ダメージを抑えながら自然な明るさを出せますが、上げられるレベルに限界があります。
  • ブリーチを使って脱色(だっしょく)してからカラーを重ねる方法:透明感の高い淡いカラーや個性的な発色を叶えやすい一方で、髪への負担も大きくなる場合があります。

どちらが自分に合うかは、髪質やなりたいイメージによって異なるため、スタイリストと相談しながら選ぶのがおすすめです。

効果・メリット

トーンアップの大きな魅力は、ひとつの施術で印象をがらりと変えられること。具体的には次のようなメリットが挙げられます。

肌色を明るく見せる効果:暗い髪色に比べ、顔周りに光が反射しやすくなるため、肌がパッと明るく見える効果が期待できるとされています。くすみが気になる方にも喜ばれる変化です。

顔まわりに抜け感が生まれる:フェイスフレーミング(顔周りのカラー)と組み合わせることで、軽やかで垢抜けた(あかぬけた)雰囲気を演出しやすくなります。

ファッションとのコーデがしやすくなる:明るい髪色はナチュラルからトレンドスタイルまで幅広いファッションとなじみやすく、季節感も出しやすいのがポイントです。

小さな変化でも「なんか雰囲気変わったね」と言われやすい施術なので、イメージチェンジの第一歩としても人気です。

注意点・ポイント

トーンアップを楽しむために、事前に知っておきたい注意点もあります。

カラー履歴によって仕上がりが変わる:以前のカラーが残っていたり、縮毛矯正(しゅくもうきょうせい)やパーマをかけていたりすると、思い通りの明るさに仕上がらないことがあります。セルフカラーの履歴がある場合も事前にスタイリストへ伝えておくと安心です。

ダメージへの配慮が必要:レベルを大きく上げるほど、髪への負担が増える傾向にあります。ブリーチを使う場合はとくに、施術後のホームケアが大切です。トリートメント(treatment)やヘアオイルで保湿を心がけましょう。

カウンセリングで状態を確認:「ここまで明るくしたい」という希望と、現在の髪の状態のバランスを事前にすり合わせることで、仕上がりのイメージを共有しやすくなります。なりたいイメージの写真を持参するとさらにスムーズです。

まとめ

トーンアップは、ヘアカラーの基本として押さえておきたいキーワードのひとつ。明るさのレベルや施術方法を知っておくだけで、サロンでの会話がぐっと弾み、理想の髪色に近づきやすくなります。詳しいご相談はぜひサロンのスタイリストへ。

カテゴリー

著者

MIKA

MIKAカバー写真
MIKA写真

美容業界での勤務経験を活かし、美容ライターとして活動。スキンケア、エイジングケア、化粧品成分のリサーチを専門とし、美容メディアや企業オウンドメディアへの寄稿実績を持つ。美容情報の正確性と実用性を重視し、読者目線で役立つコンテンツ制作を心掛けている。